IIJグローバルとテクマトリックスが共同で新たなセキュリティサービスを提供
株式会社IIJグローバルソリューションズ(IIJグローバル)とテクマトリックス株式会社が提携し、Palo Alto NetworksのAI主導型セキュリティプラットフォーム「Cortex XSIAM」に基づく導入・運用・監視支援サービスの提供を開始しました。この新たなサービスは、企業が直面する高度化するサイバー脅威に対抗するためのワンストップソリューションを提供し、セキュリティ対策の効率化を図ることを目指しています。
背景
近年、サイバーセキュリティの脅威は日々進化しており、企業のセキュリティオペレーションセンター(SOC)の負担は増大しています。多様なセキュリティツールの導入が進んでも、それを手作業で管理するには限界があります。このため、高度化する脅威に対処するためには、AI技術を活用した新たなアプローチが求められていました。
Cortex XSIAMは、2,600以上の機械学習モデルを駆使し、XDRやSOAR、SIEMなどの機能を統合することで、企業のセキュリティ運用の大幅な効率化を実現します。これにより、ログの収集や分析が自動化され、リソースの負担を軽減しつつ、的確な脅威検出が可能になります。
提供される支援サービス
この新サービスは以下の三つの支援を提供します。
導入支援サービス
Cortex XSIAMを導入する過程における設計や構築、初期チューニングなどを支援します。これにより、企業がスムーズにセキュリティプラットフォームを活用開始できるようにします。
運用支援サービス
Cortex XSIAMは導入後も設定のチューニングやメンテナンスが必要です。このサービスでは、設定やQA対応を通じて、導入後の運用をサポートします。
監視支援サービス
Cortex XSIAMをベースとしたSOCの運営に向けて、アラートやインシデントへの迅速な対応を支援します。
今後の展望
IIJグローバルとテクマトリックスは、今後も企業のセキュリティリスクを減少させるため、継続的に新たな価値創造を支援する事業展開を目指します。両社の豊富な経験と専門知識を生かし、セキュリティ運用の設計から見直しまでのトータルサポートを展開していく予定です。
パロアルトネットワークスのコメント
パロアルトネットワークスの代表取締役会長兼社長、アリイ・ヒロシ氏は、IIJグローバルとテクマトリックスの共同提供に期待を寄せています。Cortex XSIAMプラットフォームは、AI技術を搭載し、脅威に対抗するための強力な武器となることが期待されています。企業がますます困難なセキュリティ課題に直面する現代において、技術の進化がビジネスを守る鍵となるでしょう。
企業紹介
IIJグローバル
IIJグローバルソリューションズは、日本国内の企業向けにセキュリティを中心としたITコンサルティングやリスク対応プラットフォームを提供しています。
テクマトリックス
テクマトリックス株式会社は、情報基盤事業を中心に、顧客企業への業務改革支援を行っています。
この提携を通じて、今後のセキュリティサービスの在り方が新たに照らし出されることを期待します。