立教大学観光学部による政策提言
埼玉県では、立教大学の観光学部の学生たちが知事に向けた政策提言を行うイベントが計画されています。このプロジェクトは昨年度のコミュニティ福祉学部に続くもので、県政により若者のアイデアを取り入れる新たな試みとなっています。
学生たちの政策提言の意義
若者が自らの視点で県に提言することは、地域課題を解決するための新しい視点をもたらします。それに加えて、実際の県政に携わることによって学生自身も生きた学びを経験できます。埼玉県は、こうした取り組みを通じて、未来のリーダーとなる若者の育成を図っています。
提言テーマの紹介
今年度の提言テーマは二つです。ひとつ目は「水辺を活用した観光振興」。学生たちは「水海ステイ~水上ホテルから埼玉まちめぐり~」や「ウォーターぷらっとフォーメーション~大学生×埼玉の水辺×チームビルディング~」といったアイデアを提起しています。これにより、地域の水資源を活用し、観光客を引き寄せる新しいプランを模索します。
ふたつ目は「農業遺産を活用した地域振興」についての提言で、「沼にぬまれ!?沼博」や「知って、育って、とめ学徒」といったプロジェクトを通じて、地域の農業を見直し、それを観光資源として生かそうとする試みです。
意見交換の日時と場所
この重要なイベントは、令和6年11月8日(金曜日)午後1時25分から、立教大学新座キャンパスのアカデミックホールで行われます。このイベントには、埼玉県知事の大野元裕氏や、立教大学の西原廉太総長、松村公明観光学部長など、さまざまな関係者が会する予定です。
過去の成果と期待
過去に提言が反映された例としては、大学での防災キャンプの実施が挙げられます。学生たちの提案によって、県主催の防災イベント「防災×アウトドア×大学」が実施され、多くの若者が防災に対する意識を高める機会となりました。
このように、学生たちの提言は単なるアイデアにとどまらず、実際に成果を上げているのです。
参加について
残念ながら、今回のイベントは大学関係者および報道関係者のみが参加可能です。取材を希望される方は、事前に埼玉県の計画調整課までご連絡が必要です。自動車での来場を希望される場合も、事前の連絡をお忘れなく。
このように、立教大学観光学部の学生たちによる政策提言は、埼玉の地域振興に向けて新しい可能性を拓く期待が寄せられています。次世代を担う学生たちの提案が、地域にどのような変化をもたらすのか、今後の展開に目が離せません。