コスモネット、デジタル化による業務効率化を実現
コスモネットが「MotionBoard」と「Dr.Sum」を導入し、業務の効率化を図る新たな取り組みを行っています。この施策により、売上管理業務の効率化やWebアプリ開発を通じて、デジタル化を推進することに成功し、月に815時間の業務削減を達成しました。
背景
全国に400以上の携帯電話ショップと法人営業所を展開しているコスモネットでは、事業の拡大に伴い、売上や経費に関するデータの量がますます増加しています。このため、従来の紙ベースのアナログ業務では、転記作業の負担が大きくなり、各部門でのデータ散在化も問題視されるようになりました。これまでのExcelによる実績データの収集作業は手間がかかり、デジタル化とデータの質の向上が急務でした。
こうした課題を解決するために、コスモネットは国産BIツールである「MotionBoard」と「Dr.Sum」を導入しました。この2つのツールを選んだ理由は、信頼性の高さや、豊富な機能と高い操作性にあります。
導入の成果
売上実績を集計するダッシュボードが2022年12月にリリースされました。データはRPAを介して自動的にシステムから出力され、Dr.Sumにインポートされ、加工・集約されます。これにより、ダッシュボードを使って日次で簡単に実績を把握できるようになりました。
以前は各店舗がそれぞれ実績を入力したExcelファイルを集計し、さらに上位の階層で再集計する必要があり、これにかかる時間は月に600時間に及びました。しかし、導入後はこの作業が大幅に軽減されました。
また、MotionBoardを活用して、iPad用の業務アプリも開発されました。これにより、顧客情報の入力がよりスムーズになりました。以前は、顧客が記入した情報をスタッフが手動でExcelに転記していましたが、今ではMotionBoardを使用してデジタル化され、取引内容のデータベース化が進んでいます。さらに、お客様に渡す譲渡証明書もDr.Sumのデータを読み込み、MotionBoardから印刷できるようになり、300時間の業務削減も実現しました。
事例とイベント
コスモネットのこの導入事例は全国的にも注目を集めており、2024年11月15日には大阪で開催されるビジネスカンファレンス「UpdataNOW24 大阪」にて、コスモネットの経営管理部から木下様と海野様が登壇予定です。この機会にぜひ直接データ活用の生の声を聞いてみてください。
会社紹介
コスモネットは1991年に設立され、ICTサービスプロバイダーとして携帯電話販売や企業向けソリューション事業を展開しています。本社は京都府京都市にあり、東京にも拠点を持っています。
公式ウェブサイト:
コスモネット
BIツールの紹介
MotionBoard
「MotionBoard」は、多彩なデータを価値ある情報に変換し、リアルタイムに状況を把握できるBIダッシュボードです。多様な業界において、3,500社以上の導入実績を誇ります。公式情報は
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Dr.Sum
「Dr.Sum」は、大量のデータを統合し、高速で集計・分析するための基盤です。ノーコード開発が可能で、多くの企業に導入されています。詳しくは
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最後に
データに基づく意思決定や業務の効率化は、今後のビジネス環境においてますます重要になります。コスモネットの取り組みは、その一例として多くの企業にとって参考になることでしょう。