キヤノンMJとタイムリープ、リモート接客の新時代を切り開く連携開始

リモート接客サービスの革命

2025年10月9日、キヤノンマーケティングジャパン株式会社（以下、キヤノンMJ）とタイムリープ株式会社（以下、タイムリープ）が画期的な取り組みを発表しました。これにより、リモート接客の質と効率を飛躍的に向上させる新たなシステムが誕生します。

新たな連携の背景

キヤノンMJは、顧客接客の現場において、プロの観察眼を高品質なカメラで支援する取り組みに注力しています。働き手不足や「8掛け社会」の到来を見据え、接客業務のデジタル化を進める中で、遠隔接客サービス「RURA」とクラウド型録画サービス「VisualStage Type-S」の連携を発表しました。この連携により、リモート接客スタッフは複数のカメラ映像を利用して、より広い視野で顧客や現場の状況を把握することが可能になります。これにより、お客様への対応漏れを防ぎ、高品質な接客と接客機会の最大化を実現することが期待されています。

「VisualStage Type-S」と「RURA」の概要

「VisualStage Type-S」は、店舗や施設で設置されたネットワークカメラの映像を管理するためのクラウド型録画サービスであり、手軽に導入できるのが特長です。HD画質での録画を実現し、簡単な操作で高度なセキュリティ通信を確保しています。また、保存期間に応じた柔軟な料金制度も設定されています。

一方、「RURA」は、リモート接客に特化したクラウドサービスで、専用デバイスを用いて非対面ながらもスムーズなコミュニケーションを実現します。リアルタイム翻訳機能を持つことにより、さまざまな言語の顧客への対応も容易に行えます。

連携による効果

この連携によって、リモート接客スタッフのオペレーター画面では、店舗内の複数のカメラ映像がリアルタイムで表示されます。これにより、店内でのお客様の行動や周囲の状況を俯瞰的に捉えることが可能となり、サポートが必要なお客様への対応も迅速かつ的確に行えるようになります。この仕組みは、無人または省人化された店舗や施設においても重要な役割を果たします。

今後の展望

さらに、今後はハイブリッド型クラウド映像プラットフォーム「VisualStage Pro powered by Arcules」と「RURA」の連携が予定されており、これにより多拠点における監視や接客が効率化されていくことでしょう。新たな技術とサービスの導入が進む中で、接客業の新たな働き方が実現されることが期待されます。

無人・省人化が進むシェアオフィスやフィットネスジムなど、さまざまな業界への拡大も計画されており、2025年までに1000台の導入を目指しています。これからの接客業界の未来がますます楽しみです。