SAPビジネス提携
2023-12-22 15:00:02
NTTデータとコムウェア、SAPビジネス強化のため資本業務提携を締結
NTTデータとコムウェアが資本業務提携でSAPビジネスを強化
2023年12月22日、株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ(NTTデータGSL)とコムウェア株式会社が資本業務提携を締結しました。この提携の目的は、主にSAP関連のソフトウェア開発および運用・保守の分野における協業を強化することです。両社は今後、それぞれの持つリソースを駆使し、SAPに関連するサービスの拡充を目指していきます。
提携背景と目的
国内におけるSAP関連ビジネス市場は拡大を続けています。特にSAP社のERP製品バージョンERP6.0が2027年にサービスを終了することが予定されているため、SAP S/4HANA®への移行ニーズが高まっています。しかし、その一方で、これに対する技術者の不足が深刻化している状況です。これにより、SAPのクラウドシフトやERP周辺のクラウドソリューションの利用が増加することが見込まれていますため、確実な能力を確保することが求められています。
NTTデータGSLは、製造業を中心に多くの企業へのSAP S/4HANAの導入を進めてきました。本提携を通じて、コムウェアのリソースを活用しつつ、両社の技術力強化を図ることが可能となります。また、NTTデータGSLが提供する「i-KOU!®」などのサービスを通じて、SAPのクラウドシフトを加速させることも狙っています。
NTTデータグローバルソリューションズの概要
NTTデータグローバルソリューションズは、2012年に設立され、日本企業のグローバル展開に伴うシステムのニーズに対応しています。グループ内のSAP関連のノウハウを集約し、ERPシステムの導入から保守運用、拡張開発の支援までをワンストップで提供しています。これにより、企業の戦略的な事業経営をサポートする中核的な役割を果たしています。
コムウェア株式会社の役割
コムウェアは2000年に設立され、SAPジャパンのビジネスパートナーとして20年以上の実績を持っています。数多くの企業の業務プロセスの効率化を実現し、コスト削減を後押ししています。特にSAPのERPに強みを持つ一方、最近ではセールスフォースとのパートナーシップを結び、さらなる事業拡大を目指しています。
今後の展開
両社の提携により、SAP関連サービス市場の拡大が期待されており、今後はより多くの企業がSAP S/4HANAへの移行を進めるようになるでしょう。この提携により、NTTデータGSLはコムウェアの発行済み株式の5%を取得し、さらなる協力体制の構築を図っています。
SAP製品およびサービス名はSAP SEや各国における登録商標です。両社の技術を活かして、今後のSAPビジネスの成長に貢献していくことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ
- 住所
- 東京都中央区築地5-6-4浜離宮三井ビルディング 4F
- 電話番号
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