JA三井リースと富士通が連携し、EV導入を促進する実証実験を開始！CO2削減と持続可能なモビリティ社会の実現へ

JA三井リースと富士通、EV導入促進に向けた実証実験を開始

JA三井リース株式会社と富士通株式会社は、CO2削減などの課題を可視化・分析し、スムーズなEV導入を支援する実証実験を開始することを発表しました。この実証実験は、2024年10月15日から2025年3月末まで実施される予定です。

今回の実証実験では、JAが使用するガソリン車に搭載されたドライブレコーダーなどのテレマティクス機器を用いて位置情報や走行履歴などのデータを取得します。これらのデータは、富士通が提供するEVの導入と運用を支援するサービス『EV-Shift』に実装予定の機能と、ソーシャルデジタルツインの活用により分析されます。

分析されたデータに基づいて、充電タイミングやEVを使用した業務運用シミュレーションを行うことで、EV導入を検討する企業が抱える運用管理面に関する不安を解消します。これにより、スムーズなEV導入を促進することでCO2排出量を削減し、持続可能なモビリティ社会の実現に貢献します。

実証実験の内容

具体的には、以下の内容が検証されます。

ガソリン車とEVの車両リースコスト、燃料や電力コストなど、経済性の比較検証
ガソリン1リットル当たりのCO2排出量と電力1kWh（キロワット時）あたりのCO2排出量からガソリン車とEVのCO2排出量の比較検証
車両台数および基礎充電・経路充電などの充電インフラ、充電器台数を考慮したシミュレーションによる運用可否の検証

各社の役割

今回の実証実験において、各社は以下の役割を担います。

JA三井リース: 実証実験の運営・取り纏め、取引JAの選定、新たなソリューション開発
* 富士通: EVシミュレーション機能の提供とデータ分析

今後の展望

JA三井リースは、本実証実験を通じて、JAグループを中心とした地域のEV普及促進を支援し、カーボンニュートラルの実現に貢献していきます。

富士通は、サステナブルな世界を目指す「Fujitsu Uvance」のもと、地域環境に配慮しながら人々の生活を守り、豊かで持続可能な地域社会を実現する「Trusted Society」の取り組みを進めていきます。今後、「EV-Shift」の将来的な拡張として富士通のAIサービス「Fujitsu Kozuchi」と連携し、データ分析に基づいた最適な充電スケジュール策定やバッテリーマネジメントを提供することで、様々な企業のお客様のEV運用課題を解決し、カーボンニュートラルの実現を加速させていきます。