新潟の中古車販売店がL Messageを活用した事例
新潟県新潟市にあるパレスオートセンター(旭自動車株式会社)は、地域密着型の中古車販売店として多くの支持を得ています。車両の販売だけでなく、整備や修理といったアフターサービスも一手に引き受けることで、「クルマのことならまずはここに」という信頼を築いています。しかし、同社はLINE公式アカウントの運営において、効率的な予約対応が求められていました。
導入の背景
パレスオートセンターでは、社長の鍋谷氏が自らLINE公式アカウントを運用し、顧客とのコミュニケーションや予約管理を行っていましたが、次第にさまざまな問題が浮上してきました。特に、LINEによる通知が煩雑になり、予約対応が手作業のチャットで行われるため、対応漏れや混乱が生じることがありました。こうした状況を改善し、より多くのお客様との関係を深める必要性を感じていました。
そこで、LINEの仕様変更をきっかけにL Message(エルメッセージ)に注目。初めに一部機能の利用を開始しましたが、タグ管理や予約フローの最適化に関して悩み、専門的な設定が不足していることを痛感しました。そこで、L Messageの認定代理店であるstudio-THの弦巻陽輔氏に相談し、しっかりとしたサポートを受けることになりました。
L Message導入による施策
1. 自動あいさつメッセージ
新規LINE登録者には自動であいさつメッセージを送信し、その中に簡単なアンケートを組み込みました。回答者には「中古車選びで失敗しない13箇条」の資料を提供する仕組みができ、お客様の興味に合わせたコミュニケーションが実現しました。
2. リッチメニューの変更
目的ごとにタブ付きのリッチメニューを設計し、「車を購入したい」「整備依頼」「車の売却」など、具体的なニーズに応じた情報へスムーズにアクセスできるようにしました。これにより、キャンペーンや画像の切り替えも容易になり、業務の柔軟性も向上しました。
3. 予約機能の活用
来店目的に応じた分かりやすいメニューを表示する予約機能を導入しました。これによって、お客様はLINE上で空き状況の確認から予約手続きまでを完結できるように。実際、導入初日の1時間以内に2件の予約が確定するなど、効果を示しました。
4. 診断コンテンツの導入
「どの車を選ぶべきか」と悩む顧客向けに、希望や用途に沿った車種を提案する診断コンテンツを開発。これによって、お客様の不安を解消し、楽しみに変えるサービスが実現しました。
成果と社内の変化
L Messageを導入してからわずか1ヶ月で、LINE経由の予約は86件に達し、友だち追加数は131名に上りました。これにより、業務の煩雑さが大幅に軽減され、スタッフの負担も軽くなりました。「使いやすくなった」や「業務がスムーズになった」といった社内からの評価もポジティブです。
社長自らがリッチメニューの制作にも関わることで、現場の意見が反映された運営が実現しています。
今後の展望
今回の成功を踏まえ、さらなるLINE活用の充実を企画しており、継続的な改善を通じてお客様により良いサービスを提供していく考えです。
まとめ
L Message(エルメッセージ)は、業務の自動化や効率化に寄与し、新潟県新潟市のパレスオートセンターにおいても顧客との関係構築に大きな効果を上げています。今後もこの取り組みを広げ、さらなるサービス向上を目指す姿勢に期待が高まります。