たすけあい意識調査
2020-02-06 16:15:08
こくみん共済 coopが実施した「たすけあい」に関する意識調査の結果
こくみん共済 coopが実施した「たすけあい」に関する意識調査
全国労働者共済生活協同組合連合会(こくみん共済 coop)が行った「たすけあい」に関する意識調査の結果が公表されました。調査では、「たすけあいがあふれる社会」についての共感度や、実際に助け合いの行動を取った経験、またその背景にある原因について掘り下げられました。
調査の主な結果
調査の結果によると、まず「たすけあいがあふれる社会」に対して共感を感じる人は77.2%に上ります。これに対し「社会がたすけあいにあふれている」と感じている人はわずか2.9%に過ぎません。このことから、多くの人が理想の社会像としては「たすけあい」を掲げる一方、現実からは乖離している現状が浮き彫りにされています。
また、過去1ヶ月に「知らない人で困っている人を助けた」と答えた人は14.4%という低い割合でした。助けられなかった理由に関しては、75.2%の人が「そのような場面に出会わなかった」と回答。これは、実際には助けたいという意識があっても、機会がなかったことを示しています。
日本の「たすけあい」の実態
イギリスの「World Giving Index 10th Edition」によると、日本は「見知らぬ人を助ける」という行動に関して最下位の125位に位置しています。このことは、日本社会全体の助け合いの文化を観察する際に重要な指標となります。調査結果を受けても、自身から助けを求めることが苦手な日本人の姿が見受けられました。特に、知り合いに対しては6.8%が助けを求めやすいと感じている一方で、知らない人に対してはその割合が4.5%と低くなっています。
助け合う文化を育む必要性
この結果から「たすけあいがあふれた社会」を実現するために、より気軽に助けを求められる環境が求められます。近年では「ENJOYたすけあい」と称したプロジェクトが立ち上げられ、これを通じて助け合いの意識を高める活動が展開されています。同プロジェクトでは、気軽に助けを求めるためのヒントを提供し、助け合う文化を楽しく育むことを目的としています。
具体的な取り組み
「ENJOYたすけあい」プロジェクトは、様々な取り組みを進めています。特設ページでは、助け合いを楽しむためのヒントを提供し、さらに「ENJOYたすけあいJOURNAL」ではライターによる多角的な視点からの記事を発信しています。また、noteとのコラボレーション企画「#たすけてくれてありがとう」では、お互いを助け合うエピソードの投稿を通じて、社会に温かさをもたらす活動も行っています。これによって、リアルな助け合いのあり方を考えるきっかけを提供しています。
結論
「たすけあいがあふれる社会」の実現は、計画やプロジェクトが不可欠であることがこの調査から分かります。調査結果は日本が抱える助け合いに対する意識のギャップを照らし出し、今後の活動への重要な指針となるでしょう。こくみん共済 coopは、今後も「ENJOYたすけあい」を通じて、より多くの人々に助け合う文化を広めていく取り組みを進めていく意向を示しています。
会社情報
- 会社名
-
全国労働者共済生活協同組合連合会
- 住所
- 東京都渋谷区代々木二丁目12番10号全労済会館
- 電話番号
-
0120-006-031