パナソニックのRizMoが働く女性を支援
近年、働く女性の健康が注目されています。パナソニック株式会社のくらしアプライアンス社は、株式会社ファミワンとの協力を得て、体調ナビゲーションサービス「RizMo」を利用した新たな健康支援の取り組みを始めました。この実証事業は、経済産業省のフェムテック等サポートサービス実証事業費補助金を受けて実施されており、女性特有の健康課題の解決を目指しています。
社会的な背景
女性特有の健康問題が引き起こす社会全体の経済損失は年間約3.4兆円とされ、このことは企業にとっても大きな課題となっています。この背景を受けて、職場における女性へのサポートやより働きやすい環境作りが非常に重要視されています。パナソニックは100年以上のモノづくりの経験とともに、女性の美と健康に対する理解を基に、信頼性の高いフェムテックサービスを開発しています。
RizMoの役割
本実証事業では、パナソニックで働く117名の女性従業員を対象に、月経サイクルに応じた体調測定を行いました。RizMoを活用し、彼女たちの衣服内温度や睡眠状態、身体の状態を可視化しました。また、ファミワンによる専門家によるオンライン健康相談も提供されており、健康課題の改善を図りました。この取り組みは、働く女性のヘルスリテラシーの向上を目指すものでもあります。
効果検証と成長の可能性
さらに、パナソニック社内で95名の従業員(女性59名、男性36名)を対象に、グループワークショップを実施しました。このワークショップでは、女性特有の健康問題について男女共に学ぶ機会が持たれ、実践的なロールプレイも体験されました。その結果、健康に対する意識が向上し、社員のエンゲージメントも高まったという結果が出ています。
未来の展望
パナソニックは、この実証から得られた知見を活かし、社員一人ひとりが活躍できる環境、即ち「人が活きる人的資本経営」を推進していく計画です。また、女性特有の健康課題を解決するためのフェムテック領域のさらなるサービス開発に注力するとしています。働く女性の健康が企業の成長に大きな影響を与えることを認識し、今後も取り組みを続けていく姿勢が求められます。
参考リンク