ニセコで進化する電子地域通貨「NISEKO Pay」
概要
「NISEKO Pay」は、美しいニセコエリアで発行される電子地域通貨です。スキーリゾートとして有名なニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフや、近隣の飲食店で利用可能なこの通貨は、地元の経済活性化に寄与することを目的としています。特に、地域のボランティアにはボーナスコインの特典が付与されるなど、地域活動への参加を促しています。
ユーザー対象の拡大
昨年度の実証実験では、ひらふエリアに住む住民が主な対象でしたが、今年度は対象を拡大し、ひらふエリアを訪れる外国人観光客も含め、すべてのユーザーが利用できるようになります。また、利用可能な店舗も倶知安エリアにまで広がる予定です。これにより、地域住民だけでなく観光客も「NISEKO Pay」を通じて地元の経済に貢献することができるようになります。
持続可能な地域づくり
この実証実験は、NHAMが主体となり地産地消を促進する取り組みの一環でもあります。将来的には地域の経済を活性化し、持続可能な街づくりを進め、更には国際的な観光地としてのニセコの魅力を強化する目的を持っています。地域通貨である「NISEKO Pay」の導入は、地域コミュニティの繋がりを深め、地域経済を活性化する重要なステップとなるでしょう。
技術の背景
「NISEKO Pay」には、「Orb DLT」という独自の分散台帳技術が採用されています。このプラットフォームでは、さまざまな独自通貨が発行可能で、コミュニティのニーズに合わせた通貨設計が実現します。利用者は通貨のボーナスポイント取得や、他コインへの変換など多彩な機能を楽しむことができます。
利便性向上の取り組み
昨年度の実験では、QRコード決済のスピーディーさが評価され、約9割のユーザーがその利便性を実感しました。今年度は観光客にも使いやすいアプリの改善や加盟店の拡大に力を入れる方針です。これによって、ユーザーの利便性が向上し、さらなる利用拡大を目指しています。
企業の理念
「NISEKO Pay」の導入を進める株式会社Orbは、「Empower Community Based Economies」をミッションに掲げ、様々なコミュニティ通貨や決済システムを提供するフィンテック企業です。これまでに多くの地域通貨プロジェクトで実績をあげており、今後も地域コミュニティの経済的自立を支援していくことでしょう。
お問い合わせ
具体的な質問については、一般社団法人ニセコひらふエリアマネジメントや株式会社Orbの担当までお問い合わせください。次世代の地域経済の形を実現する「NISEKO Pay」をぜひご注目ください。
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- - 取材元: 一般社団法人ニセコひらふエリアマネジメント
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