ワーナーミュージック・ジャパンが神戸を音楽とスポーツで活性化
2023年10月、ワーナーミュージック・ジャパン(WMJ)、コベルコ神戸スティーラーズ、そしてキリンビールが神戸市の地域活性化を目的とした包括連携協定を締結し、さらなる展開を図ることとなりました。特に注目されるのは、これらの企業が「音楽」と「スポーツ」という二つの強力な軸を中心に、地域文化や経済の振興に向けた取り組みを行うことです。
第一弾はFear, and Loathing in Las Vegasの新曲
第一弾のプロジェクトとして、WMJに所属し神戸出身のバンド、Fear, and Loathing in Las Vegasが書き下ろした新曲「Song of Steelers」が、神戸スティーラーズのオフィシャルチームソングとして正式に発表されます。この楽曲は2025年1月29日にデジタルリリースされる予定で、12月21日に開幕する「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25」において、神戸スティーラーズの試合で盛大に使用されます。歌詞には神戸スティーラーズの前身となる神戸製鋼ラグビー部の部歌の要素が含まれており、チームの伝統と誇りを現代風に表現しています。
試合会場で流れるこの新曲は、観客の興奮を高め、選手たちのパフォーマンスを一層引き立てることでしょう。また、選手たちの躍動感を捉えたプロモーション映像においても同曲が使用されます。ティザー映像は公式HPで確認可能です。
キリンビールとのキャンペーン
さらに、キリンビールも連携し、「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25」の開幕を祝う「Rugby x Music x Craftbeer で神戸を盛り上げよう!」というキャンペーンを12月26日から31日まで実施します。このキャンペーンには神戸市内の飲食店8店舗が参加し、特定のクラフトビールを注文すると抽選で特別商品がもらえる企画が行われます。
昨年からの取り組みに引き続き
このコラボレーションは、WMJが2023年5月に神戸市と結んだ事業連携協定に基づくもので、過去の音楽フェス「MEGA VEGAS」などを通じて、地域への貢献や来訪者増加を図ってきました。これまでの取り組みでは、売上の一部を地域発展のために寄付するなどの活動も行ってきました。
市長の期待と企業代表のコメント
神戸市の久元市長は、このパートナーシップによって魅力的なコンテンツが生まれ、多くの人々が神戸を訪れることを期待しています。ワーナーミュージック・ジャパンの岡田CEOも、音楽やスポーツ、食を融合させたユニークな体験が広がる可能性に大きな期待を寄せています。
今後の展望
WMJ、コベルコ神戸スティーラーズ、キリンビールの連携によって、新たな地域活性化のカタチが見えてきました。音楽とスポーツの融合を通じて、神戸を魅力的な街にするこのプロジェクトの成功を期待しましょう。毎年開催される「MEGA VEGAS」もその一環として重要な役割を果たし、地域の文化を豊かにする目的を果たしています。音楽とラグビーが共鳴し合うことで、今後どのような新しいコンテンツが生まれるのか、目が離せません。これからの展開に期待が高まります。