熊本・黒川温泉の冬の光景「湯あかり」が2025年開催！

熊本・黒川温泉での冬の風物詩「湯あかり」

黒川温泉が冬の夜を美しく彩るイベント「湯あかり」。2025年12月20日から2026年3月31日まで、照明がともった竹灯籠で温泉街が包まれ、幻想的な景色が堪能できます。この期間、毎日17時から22時の間、田の原川やその周辺には手作りの灯籠が灯り、訪れる人々に温かな光の世界を提供します。

「湯あかり」の背後にある物語

「湯あかり」は、単なるイルミネーションイベントではなく、地域の環境問題にも着目しています。阿蘇地方では、放置された竹林が増え、その手入れが進まないことで景観や環境への影響が深刻です。ここに目をつけた黒川温泉の人々は、自ら伐採した竹を名物の灯籠として再生し、地域を盛り上げる活動を始めました。

イベントに使われる灯籠は、すべて地元の旅館スタッフやボランティアの手によって製作されており、その温かみのある光が参加者の心を和ませます。特に、「筒灯籠」と「毬灯籠」は見応えがあり、手作業ならではの微妙な変化や揺らぎが光を引き立てています。

限定スポットvs. 見逃せない景色

2025-2026シーズンの目玉となるスポットは2つ。

1. 幽玄の「川端通り」と「丸鈴橋」

最も人気のある観光スポット、田の原川では、川面を照らす灯籠と湯けむりが織り成す幻想的な景色が楽しめます。特に「丸鈴橋」からの眺めは絶景で、フォトスポットとしても有名です。冬の静寂の中で見ることができるこの美しさは、まさに心に残る瞬間となるでしょう。

2. 「黒川温泉バス停」での懐かしの風情

温泉街の散策中には、「黒川温泉バス停」がおすすめです。茅葺きの屋根と合わせた毬灯籠の光景は、古き良き日本の風情を感じさせ、心を温かくします。さらに、静かに続く道を歩けば、雪が降った際には灯籠のオレンジ色と雪の白さが織り成す美しいコントラストも楽しめます。

沢山の魅力に溢れたイベント

「湯あかり」を訪れる際は、散策の前後に新しいグルメスポットにも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。「Au Kurokawa」内には、あか牛専門店「褐-aka-」や、地元豚肉の「豚皇」など、味わい深い料理が堪能できるお店がオープンしました。また、温泉街の後藤酒店の「角打ち」では、地酒を楽しむこともできます。

さらに、小料理店「NOMU」では、冷えた地酒に合うメニューが豊富で、散策の余韻を楽しむには最適なスポットです。これらの新たなグルメ体験が、訪問者にさらなる魅力を届けます。