圧力計の遠隔監視が現実に!
株式会社obnizと木幡製作所が、アナログ圧力計の無人遠隔監視を実現する新たな連携を発表しました。この連携により、従来のアナログ圧力計を用いた水道やガス設備の監視が、24時間体制で可能になります。
1. 新たな技術の融合
株式会社obniz(本社:東京都豊島区)が木幡製作所(本社:大阪市大正区)が提供する圧力計用モニタリング装置「Salta」と連携したことで実現しました。Saltaを既存のアナログ圧力計に取り付けるだけで、IoTプラットフォーム「obniz Now」を通じて、遠隔地から圧力データをリアルタイムで監視できます。
この革新により、現場での点検業務の負担が大幅に軽減され、万が一のアクシデントを事前に察知することが可能です。さらに、従来必要だった手動での目視点検を省き、常時監視体制を構築することで、より効率的な運営が実現します。
2. アナログ圧力計の見える化
現在、多くの現場で利用されているアナログ圧力計は、安定した運用を維持している一方で、定期的な目視点検が必要です。この手間は、業務の効率に影響を及ぼしやすい問題となっています。
Saltaとobniz Nowを組み合わせることで、圧力計の針の位置が自動で読み取られ、クラウドにデータが送信されます。これにより、スマートフォンやPCから常に水圧やガス圧の状態を確認できるようになります。特に注目すべきは、アラート通知機能で、設定した閾値を超えた際には、即座に通知が届くため、事故の予防にもつながります。
3. 業務効率化と省人化
今回の連携によって得られる主な利点には、以下のようなものがあります:
- - 圧力の長期的傾向を可視化し、予知保全が可能
- - 夜間や休日も含めた常時監視体制の構築
- - 巡回点検頻度を減らし、人員負担を軽減
これにより、点検業務の効率化が図られ、また事故のリスクを減少させることができます。特に省人化が進むことで、蓄積されたデータを利用して、より質の高い業務運営が見込まれます。
4. obiniz Nowの特徴と利便性
obniz Nowは、同社が提供するIoTクラウドプラットフォームであり、現場に設置したゲートウェイを通じて複数のセンサーを同時に接続し、管理することが可能です。このシステムでは、圧力データはもちろん、電力、温度、湿度、振動など、様々なデータを一元的に管理し、現場のIoT化を進めます。
嬉しいことに、このプラットフォームは工事や改造が不要なため、既存設備であっても簡単に導入することができます。また、直感的なユーザーインターフェースにより、アプリやPCを通じてデータの確認も容易です。
5. 次世代の設備管理へ
このように、obniz NowとSaltaの連携は、アナログ圧力計の常時モニタリングを実現し、微細な異変を捉える新たな手段を提供します。設備管理において、手軽で確実な監視体制の構築が可能となり、従来の業務の質を向上させることでしょう。
導入検討とデモのご案内
現在、導入相談やデモンストレーションを受け付けております。IoT化や省人化、クラウド監視に興味がある企業や自治体は、ぜひ公式サイトからお問い合わせください。
【会社情報】
- 所在地:東京都豊島区池袋2-36-1 INFINITY IKEBUKURO 6F
- 代表者:佐藤雄紀
- URL:
https://corp.obniz.com/
- 所在地:大阪府大阪市大正区南恩加島5‑8‑6
- 代表者:木幡 巌
- URL:
https://kobata.co.jp/