足立特別支援学校の生徒たちが手作りパンを販売する特別なイベント

パンの実習販売会が大成功

2023年2月初旬、東京都立足立特別支援学校で生徒による手作りパンの実習販売会が行われ、JFE商事株式会社とその関連会社であるJFE商事サービス株式会社の協力を得て、多くの人々に好評を博しました。このイベントは2月2日と9日の2日間にわたり実施され、各日約400個のパンが販売され、参加した社員たちによって約1時間で完売するという盛況ぶりでした。

いつ始まった活動か

特別支援学校との関わりは2017年から始まり、これまでさまざまな活動を通じて生徒たちの支援を行ってきました。これにはコーヒー試飲会や会議室の清掃、さらに鉄の特性を生かした文房具のリサイクルなどが含まれます。パンの実習販売会の開催は、JFE商事サービスが同校を訪れた際に地元でのパン販売が行われていることを知ったことから始まりました。この活動が生徒たちの社会科実習に寄与できればとの思いから、今回で4回目の開催となりました。

多様な商品が並ぶ

販売会では、あんこを手作りし、学校の校章を焼き印した名物「あんぱん」や、学校で栽培したさつまいもを使用した「さつまいもパン」など、オリジナル商品が多数並びました。その他にも、ちくわパンやピザパン、さらにはパウンドケーキや手作りのあんみつなど、多彩な商品がそろいました。生徒たちは搬入や陳列、品物の補充に加え、レジ打ちやトレーの消毒などのすべての作業を自ら行い、販売活動を通じて実社会の一端を体験しました。

また、生徒たちの手作りの手提げ袋も非常に好評で、購入者からは「思った以上に種類があって何を買うか迷う」「どれも美味しそうで楽しみです」といった感想が寄せられました。

就労体験の重要性

このような実習販売会は、参加する生徒たちにとって重要な就労体験となります。彼ら自身が自らの手で作った商品を販売することを通じて、“働く姿”をイメージする機会を提供することがこの活動の目的です。今後も、JFEグループは教育貢献活動の一環として、このような実習販売の開催を続けていく方針です。

校章がプリントされたあんぱんや生徒たちが心を込めて作った様々なパンが、さらに多くの人々に喜びをもたらすことを期待しています。