米HashiCorpが日本でのビジネス拡大に向けた戦略を発表

HashiCorp、日本ビジネスの拡大に向けた新戦略



マルチクラウドインフラ自動化ソフトウェアを手がける米国のHashiCorpが、日本市場において本格的なビジネス展開を開始しようとしています。日本における顧客の開拓やサポートを強化し、戦略的なパートナーシップや従業員の採用を行うことで、事業を拡大する計画です。HashiCorpは、企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を進める上で重要な役割を果たすと期待されています。

HashiCorpの製品群と活用方法


HashiCorpの提供する製品には、Terraform、Vault、Consul、Nomadなどが含まれています。これらのツールは、企業がITインフラを静的から動的に移行する際の課題に対処するために開発されています。特にTerraformは、クラウドのプロビジョニングやセキュリティにおいて高く評価されており、日本企業においてもその需要が急速に増加しています。加えて、クラウドネットワークの自動化を実現するConsulや、アプリケーション運用のためのNomadも注目されています。

日本において、HashiCorpは通信やWebテクノロジー業界を中心に、多様な業界でのDXを支援するための営業及びサポート活動を強化する予定です。日本市場向けに適した製品の普及を進め、より多くの企業においてHashiCorpの技術を活用してもらうことを目指しています。

パートナーシップの強化


HashiCorpは日本市場において、ディストリビューターや認定パートナーとの連携を強化し、パートナーエコシステムの構築に取り組んでいます。現在の主なビジネスパートナーには、株式会社ネットワールドや、サイオステクノロジー株式会社、SB C&S株式会社などがあります。これにより、より強固なビジネス基盤を築き、HashiCorpの製品をより広く普及させることを目指しています。

日本市場における新たなリーダーシップ


HashiCorp Japan株式会社のカントリーマネージャーには、花尾和成氏が就任しました。花尾氏は、テクノロジー業界での豊富な経験を活かし、HashiCorpの製品普及や営業、サポート体制の拡充に注力しています。DX推進を目指す企業にとって、HashiCorpの技術がどのように貢献できるかを強調することで、たくさんの企業に対する新しいビジネスの機会を創出していく考えです。

DX推進におけるHashiCorpの役割


HashiCorpのCEO、デイブ・マクジャネット氏は、「日本を含む世界中の企業において、インフラやアプリケーションのプロビジョニング、セキュリティ、運用における柔軟さが求められている」と強調しています。マルチクラウド環境で実現する一貫したワークフローの重要性はさらに高まっており、HashiCorpの製品がその解決策となっています。今後も、日本市場への投資を継続し、デジタルトランスフォーメーションの推進に寄与していく姿勢を示しています。

HashiCorpは、今後の展開において日本国内での影響力をさらに強化し、企業がDXを進めるためのキープレイヤーとしての地位を確立していくことを目指しているのです。

会社情報

会社名
HashiCorp, Inc.
住所
San Francisco​, CA, United States101 2ND St Ste 700
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。