芸術の夏を迎える「第73回SBIアートオークション」が代官山で開催
SBIアートオークション株式会社が主催する「第73回SBIアートオークション|Modern and Contemporary Art」が、2025年7月12日と13日に代官山ヒルサイドフォーラムで開催されます。このオークションでは、見ごたえのある近現代アートが一堂に集まる予定です。
ここでは、20世紀以降の様々なアートスタイルから名作や新進気鋭のアーティストの作品まで、多岐にわたった出品がされることが期待されます。抽象画、具象表現、さらには立体作品にいたるまで、観客の感性を刺激する豪華なラインナップが揃い、著名作家から若手アーティストまでの作品を一際目立たせています。
注目すべきは、ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルの作品《CHANEL, from Ads (F. & S. Ⅱ.354)》です。この作品はウォーホルの代表的な広告シリーズに属し、国内での流通は非常に稀少です。作品にはポップアート特有の鮮やかな色彩と落ち着いた雰囲気が共存し、見る者を魅了します。
また、2025年初頭に東京オペラシティアートギャリーで大規模な個展が開催された今津景の作品《Pelvis》も見逃せません。大きな骨盤をモチーフにしたこの作品は、様々な生物が融合する構図が独特の印象を与えており、古代彫刻を彷彿とさせる要素が巧みに取り入れられています。
さらに、日本画に革新をもたらした加山又造の《牡丹》も注目されています。西洋絵画の技法を取り入れたこの作品は、伝統的な日本画に対する新たな挑戦を体現しています。そして、政治的な視点を持つ中村宏の《野外実習》も出品され、社会的テーマに真正面から向き合う力強い表現が印象的です。
今回のオークションでは、個性的な作品群が並ぶ中で、対称的に静謐さを感じさせる作品も揃い、現代アートの豊かさと多様性に触れる貴重な機会となるでしょう。デジタル時代のインスピレーションや都市生活を反映したアートが一堂に会するこの場所で、アートを通じた新たな視点を探ることができるでしょう。
実施概要
オークション情報
- - 総出品数:370点(予定)
- - 日時:2025年7月12日(土)、13日(日)12:00-
- - 会場:ヒルサイドフォーラム(東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟1階)
下見会
- - 日時:2025年7月9日(水)-7月13日(日)
- - 会場:ヒルサイドフォーラム
参加方法
会場での入場のほか、電話、書面、オンラインでの入札も可能です。オークションの様子はYouTubeで生配信され、どなたでも視聴できます。
出品作品ハイライト
- - オンラインカタログは2025年6月23日に公開される予定です。
SBIアートオークションについて
SBIアートオークションは、20世紀以降の現代アートを中心に、モダンアートやデザイン、工芸など多様なジャンルの作品を取り扱いしています。国際色豊かな顧客層を有し、海外のアーティストの作品も積極的に展開しています。
今後のオークションスケジュール
- - 第74回SBIアートオークション|LIVE STREAM: 2025年9月12日(金)、13日(土)
- - 第75回SBIアートオークション|MODERN AND CONTEMPORARY ART: 2025年10月24日(金)、25日(土)
この機会に、アートの世界に触れてみるのはいかがでしょうか。あなたの感性を刺激する作品との出会いが待っています。