テュフズードジャパン米沢試験所がISO/IEC 17025認定を拡大

テュフズードジャパン米沢試験所の新たな挑戦

国際的な第三者認証機関であるテュフズードの日本法人、テュフズードジャパンが、米沢試験所でのISO/IEC 17025認定のスコープを拡大しました。この動きは、認定機関をVLACからA2LAへと変更したことに伴い実施されました。これにより、米沢試験所は機能安全に関連するEMC規格等の認定を拡充し、より多様な製品に対応できるようになります。

ISO/IEC 17025認定とは

ISO/IEC 17025は、試験所及び校正機関の能力に関する国際的な標準です。この規格に基づく認定は、相互承認協定（MRA）を通じて、各国の認定機関が互いにその信頼性を認め合う仕組みを提供します。つまり、ILAC-MRAマーク付きの試験報告書は、国境を越えても高い信頼性を持ち、第三者への提示時にもその有効性を期待できるのです。

スコープ拡大で何が変わるのか

米沢試験所のスコープの拡大により、機能安全にかかるEMC試験の対応範囲が広がりました。これにより、製造業者が展開する様々な製品及び規格への対応が可能となり、試験サービスのバリエーションが大幅に増加します。思いもよらない製品の市場投入を希望する企業にとって、これらの新たな対応は強力な支援となります。

製造業者への影響

テュフズードジャパンの米沢試験所が提供する信頼性の高い試験サービスは、国内外を問わず製造業者における製品開発をサポートします。特に、近年では安全性や法規制が厳格化している分野において、こうした適切な試験結果は、製品の市場投入において非常に重要です。

テュフズードジャパンの概要

テュフズードジャパンは、150年以上の歴史を有するテュフズードの日本法人として、1993年に設立されました。医療機器、産業機器、民生機器、自動車、食品、化学、エネルギーなど、さまざまな分野で試験、認証、監査、トレーニングサービスを提供しています。また、最近ではサイバーセキュリティやサステナビリティ、AI関連サービスにも力を入れ、幅広い分野で企業の信頼性向上に貢献しています。

公式ウェブサイトには、米沢試験所や機能安全EMC試験についての詳細情報が掲載されています。

今後もテュフズードジャパンがどのような新しい挑戦を行っていくのか、目が離せません。