新型コロナ時代の製造業に必要な新サービス
近年、多くの国内製造企業が海外進出を進めている中、調達・品質管理、新製品開発のためには、現地視察が不可欠となります。しかし、これには膨大なコストや時間、体力がかかります。さらに、新型コロナウイルスの影響も相まって、海外出張は著しく制約されています。そんな状況への答えとして誕生したのが、NEWJI株式会社と株式会社floorvrが共同開発した「NEWJI VR」です。
「NEWJI VR」の特長
「NEWJI VR」は、仮想現実(VR)を活用して、海外の製造業施設をリアルタイムで視察することを可能にします。これにより、時間やコストを削減しつつ、質の高い視察体験を提供します。以下がその特徴です。
- - 4K・360度ライブ映像: VRヘッドセットや大画面モニターで、まるで現地にいるように感じられる高品質の映像を提供します。
- - 低遅延の通信: 最新の360度カメラを使用し、5G通信にも対応。これにより、視察中のストレスを軽減します。
- - サポート体制: NEWJI VRのサポートセンターが、工場との調整や配信機材の操作方法を丁寧に指導します。
- - ターゲット国: β版では中国や台湾に対応し、今後は東南アジアや欧米にも展開予定です。
デモ体験の高満足度
「NEWJI VR」のデモ体験では、参加者からのアンケート結果が平均89%という高い満足度を示しました。参加者の多くが、VR視察によって業務目標の約63%に達成感を得られたと回答しています。この結果は、実際の工場視察に匹敵する体験を提供できることを示しています。
サービス提供のスケジュール
この革新的なサービスのβ版は2020年8月1日から提供を開始し、製品版は9月16日に発売される予定です。非会員プランでは、1回のVR出張が80,000円(税抜)から利用可能で、最大5名まで対応することができます。
企業情報
このプロジェクトを手がけているNEWJI株式会社は、コストダウン自動化機能を搭載した調達購買管理システムの開発を行っており、設立は2020年です。一方で、floorvrは2016年に設立され、VR映像プロデュースや端末操作システムの開発を行ってきました。
今後の展望
製造業におけるVR技術は、通常業務の効率を飛躍的に向上させるポテンシャルを秘めています。「NEWJI VR」が実現する新しい工場視察モデルは、今後の製造業のスタンダードとなる可能性があります。さあ、VRの世界へと飛び込んでみましょう。この新しい体験が、あなたのビジネスを支えるかもしれません。