環太平洋大学の新しい教育プログラム「共育ラボ」
環太平洋大学(IPU)は、学生と教員が協力し合って成長することを目的とした新しい取り組み「共育ラボ」を立ち上げました。このラボでは、教育改革に向けた模擬授業や学習イベントが計画されており、教育者としての資質を高める場として機能しています。7月23日に実施された第1回模擬授業では、英語の授業が行われ、多くの参加者から高い関心が寄せられました。
模擬授業の内容
この模擬授業では、何よりも実践を重視しています。学生と教員が同じ単元を共に教え、その後に授業の振り返りを行うことで、互いの教え方や視点を理解し合う仕組みです。まず、学生代表として参加したのが教育経営学科の3年生、國芳悠也さん。彼はグループワークやゲームを取り入れたアクティブな授業を展開しました。このようなインタラクティブな要素が、参加者の興味を引く一因となっています。
その後、大学教員の井上聡先生が授業を受け持ち、身近な社会問題や東京都知事選挙の話題を盛り込みながら新しい表現を導入しました。ユーモアを交えて授業を進行することで、学生の参加意欲を高める工夫が見られ、受講者たちからも笑い声があがるなど、楽しい雰囲気に包まれました。
参加者の声
模擬授業に参加したのは、中高英語免許を取得を目指す学生や大学の教職員など多様なメンバーです。参加者は、授業の比較がしやすい点や、学生と教員が同じ立場で学び合える環境が心地よいと感じている登場人物が数多くありました。「同じユニットを2人で教えたので、比較が容易だった」「協力して学ぶことができ、非常に意義のある時間だった」といった感想が寄せられました。
一方で、授業の時間を短縮し、振り返りの時間を増やした方が良いという意見も存在し、今後の改善点として考慮されるでしょう。このようなフィードバックは、次回以降の模擬授業に向けた重要な参考になると感じている参加者は多いです。
これからの予定
共育ラボは、今後もさまざまな活動を予定しています。9月にはIPU生と教職員による対話集会を行い、10月にはスクールフェスや学園祭での授業イベントも計画中です。この取り組みを通じて、次世代の教育者を育てるとともに、大学教育全体の改革に寄与することを目指しています。今後の活動から目が離せません!