パーソルホールディングスが2025年度IT賞受賞
パーソルホールディングス株式会社が2025年度IT賞を受賞しました。この賞は、ITやデジタル技術を活用して優れた業務改革や社会貢献を実現した企業に贈られます。今回はその中でも「経営・業務改革領域」においての受賞となりました。
IT賞の定義と受賞理由
このIT賞は、顧客価値やサービス革新、さらには社会・環境価値の創出に関わる4つのカテゴリーで選定されます。パーソルグループが掲げる「テクノロジードリブンの人材サービス企業」というビジョンのもと、AIマッチングの向上やデータ活用により顧客体験の充実、新機能やプラットフォームの創造、企業システムのデジタル化に取り組んできたことが評価された結果です。
受賞に至った具体的な取り組み
パーソルグループは、約6万人が在籍する38のグループ企業を対象に、顧客体験と従業員体験の両方を向上させるためにDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進しています。その具体的な成果として以下のような取り組みが挙げられます。
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dodaではAIマッチング機能を内製化し、求人紹介率を30%から50%に向上。
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テンプスタッフは累計利用者30万人を突破したスタッフ向けアプリを開発。
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シェアフルではスキマバイトの内容を自動でワークタグ化し、データを活用してユーザーにスキルアップ提案を行っています。
- コーポレート系システムの一斉刷新を行い、新たな管理会計システムや財務会計システムの導入を進めています。
- CoE(Center of Excellence)組織を通じてDXに関する利益貢献を助けました。
これらの取り組みは、デジタル技術を駆使し業務の効率化を図るだけでなく、組織文化の革新にもつながっています。
パーソルグループの未来に向けたビジョン
パーソルグループは中期経営計画2026において、「はたらいて、笑おう。」を実現するために、「テクノロジードリブンの人材サービス企業」への進化を掲げています。このビジョンには、お客様と従業員の双方の体験を向上させるためにテクノロジーを最大限に活用するという強い意志が見て取れます。
企業情報
パーソルホールディングス株式会社は1973年に設立され、人材派遣や人材紹介など多岐にわたる分野で活躍しています。現在、東京証券取引所プライム市場に上場しており、2025年3月期の売上収益は1兆4,512億円を見込んでいます。
パーソルグループは、2030年までに100万人のより良い働き方を創出することを理念に掲げ、今後も人と組織に関する様々な事業を展開していきます。最終的には、「はたらいて、笑おう。」という社会の実現に向けた取り組みを続けていくことでしょう。