新型電気バス発表
2024-07-23 12:48:27

Hyundaiが2024年に日本市場向けの中型電気バスを発表

Hyundaiが新型電気路線バス「ELEC CITY TOWN」を日本で発売



Hyundai Mobility Japanは、日本市場の特性に合わせた中型電気路線バス「ELEC CITY TOWN」の販売を2024年末から開始することを発表しました。この新型バスは、リチウムイオンバッテリーを搭載し、200km以上の航続距離を実現。また、充電方式にはCHAdeMOを採用し、90kWh×2の入力に対応することで短時間での充電が可能です。

新しい「ELEC CITY TOWN」は、駆動モーターにZF製のセントラルモーターを搭載しており、静音性を保ちながらも力強い走行性能を確保しています。安全性についても配慮がなされており、VDC(車両安定装置)やEDSS(ドライバー異常時対応システム)といった、バス事業者からの要望の多い装備が標準となっています。さらに、このバスは日本の車両規格ガイドラインに準拠しているため、ワンマン運転にも適した設計が施されています。

日本市場への進出背景


Hyundaiは2009年から日本市場で大型観光バス「Universe」の販売を開始し、各地のバス事業者への提供を進めてきました。また、近年ではEVやFCEVの開発にも力を入れ、2022年には「IONIQ 5」や「NEXO」といったモデルを日本で展開しました。特に、商用車部門では2017年から電気路線バス「ELEC CITY」シリーズを韓国で販売し、その後も徐々にラインナップを増やしています。

中型電気路線バスである「ELEC CITY TOWN」の登場により、日本市場では現在のところ選択肢が少ない電気バスのラインナップが増えることになります。また、地球温暖化対策の一環として、公共交通機関でも環境への配慮が求められている中、Hyundaiはこのニーズを捉えた形で新バスを導入します。

環境への取り組み


地球温暖化とCO2削減が世界的な課題となる中、日本の自治体や事業者も環境にやさしい交通手段への転換を急務としています。これまでディーゼルエンジンが主流だったバス市場において、技術革新により電気バスの導入が進みつつあります。Hyundaiは「ELEC CITY TOWN」を日本に投入することで、公共交通機関の環境負荷を軽減し、持続可能な社会に貢献していく意向を示しています。

安全機能の充実


また、先進的な安全機能も多数搭載されています。「SEW-Near」機能によって乗客の交差点での安全を確保し、VDCによって悪天候や滑りやすい路面でも安定した走行を可能にしています。さらに、テレマティクスサービスの導入準備も進められており、バス事業者の車両管理を省力化する取り組みにも力を入れています。

部品供給についても、国内で翌日納品が可能な体制を構築し、バスの運行に必要なサポートを大事にしています。Hyundaiの大型観光バス「Universe」の実績も踏まえつつ、日本中のバス事業者に喜ばれるサービスの提供を目指しています。

未来に向けた挑戦


Hyundaiはこの新型電気路線バス販売を通じて、日本の公共交通機関におけるCO2削減と環境への配慮に貢献したいと考えています。これからの持続可能なモビリティの展望において、Hyundaiの一歩がどのような影響をもたらすのか、目が離せません。

詳細はHyundaiの公式ウェブサイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
Hyundai Mobility Japan 株式会社
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-6-1みなとみらいセンタービル16F
電話番号

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