新製品「AXIOLE for Nutanix AHV」、満を持して登場
株式会社ネットスプリングが新製品「AXIOLE for Nutanix AHV」を2023年6月30日より提供開始することを発表しました。この新たな製品は、LDAPをベースとした認証アプライアンスサーバAXIOLEの新バージョンです。
AXIOLE for Nutanix AHVの開発背景
AXIOLE for Nutanix AHVは、現在のESXi関連製品の価格改定やラインナップの変化に対応するために開発されました。これにより、ユーザーは新しい選択肢を得ることができ、また、これまでのAXIOLE製品の特徴を活かしつつ、さらなる機能拡充が図られています。「AXIOLE」は、2006年に初めて市場に登場して以来、大学や高等教育機関を中心に多くの導入実績を誇ります。近年では中堅企業にもその導入が進んでおり、安定性や操作のしやすさが高く評価されています。
主な機能と特徴
新たに導入されるAXIOLE for Nutanix AHVの特長について詳しく見てみましょう。まず、この製品はNutanix社製の仮想環境「Nutanix AHV」に準拠しているため、現行のAXIOLE仮想版からの移行が非常にスムーズです。ユーザーデータや設定情報のインポートが可能であり、移行後も運用や操作に大きな差異がないことが大きな利点です。さらに、冗長構成やHA(高可用性)機能は、Nutanix AHVの機能を活用して対応されます。
シリーズの利用方法
AXIOLE for Nutanix AHV専用の型番も用意されており、販売価格はオープンプライスです。こちらのモデルは、通常のユーザー数が500以上40,000以下のレベルで、10単位ごとのモデル(例えばAXSiN1-nnnnn)で提供されます。また、IdP専用モデル(AXSiN1-E1)もあり、必要に応じて個別のオプションを追加購入することもできます。LDAPスキーマオプションはバンドルされているため、特に高機能な環境がまだ整備されていない場合でも簡単に導入できます。
AXIOLEのこれから
今後も株式会社ネットスプリングは、お客様のニーズに応じた柔軟な製品開発と提供に努めていく方針です。現在も各種オプション機能を備えており、ユーザーの利便性をさらに向上させています。これには、Active Directoryとの同期や、RADIUSプロトコルへの対応、Google Workspaceとの連携機能が含まれています。
進化を続けるAXIOLE
AXIOLEは、単なる認証基盤にとどまらず、さまざまな環境でのネットワーク認証管理を可能にする製品として進化を続けています。特に教育機関においては、その導入実績が高く、安心して利用できる製品としての地位を確立しています。
まとめ
ネットスプリングが提供する新製品「AXIOLE for Nutanix AHV」は、LDAPベースの認証機能を持つ強力なソリューションです。特に高等教育機関や中堅企業における導入が期待され、多様なニーズに応える製品として、市場での存在感を増すことでしょう。詳しい情報はAXIOLEの公式サイトや、ネットスプリングのサポートについてのお問い合わせを通じて確認できます。