アイルの革新技術で業務効率化を実現
株式会社アイルは、自社開発したWeb受発注システム「アラジンEC」を提供しています。最近、ユニフォームの製造販売を行うカーシーカシマがこのシステムを導入し、業務的な効率を大幅に向上させました。この成功事例を通じて、アイルの技術がどのように企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、経営力を高める手助けをしているのかを詳しく見ていきます。
導入の背景
カーシーカシマは、長らく基幹システムを運用していましたが、システムの入れ替えに伴い、在庫参照機能を持つシステムが使用不可になるという問題に直面しました。この結果、電話での在庫に関する問い合わせが殺到し、業務負荷が増大しました。
そのような状況で、アイルの「アラジンEC」は電話・FAXを使用する従来の受発注業務をWeb上で効率的に行える方式であるため、彼らの問題解決の糸口となりました。特に企業間取引に特化した機能や、既存の基幹システムとのスムーズな連携が導入の重要な決め手となりました。
導入の効果
「アラジンEC」導入後、カーシーカシマの業務には明らかな改善が見られました。まず、在庫状況をWeb上で確認できるようになったことで、電話での問い合わせ件数が減少しました。これにより、スタッフは本業にもっと集中できるようになりました。
また、受注データが基幹システムに自動で連携されることにより、手動によるデータ入力作業が大幅に軽減されました。その結果、受注入力の手間は約3分の1に削減され、業務効率が格段に向上しました。
さらに、「アラジンEC」は単に受発注業務を効率化するだけでなく、カーシーカシマの取引先に向けた情報発信ツールとしても活用されています。システム内のトップ画面にはバナーや特集を配置でき、取引先が商品を注文する際にそれらのコンテンツにアクセスできる仕組みになっています。これにより、企業のコーポレートサイトへの訪問者数も増加し、サイトの回遊率向上にも寄与しています。
企業概要
アイルは、企業のバックオフィスやECサイト、店舗運営の業務プロセス革新に取り組み、自社開発のシステムを通じてその実現をサポートしています。代表取締役社長の岩本哲夫氏が率いるアイルは、1991年の設立以来、日々進化し続けています。最大の目標は、働く人々に喜びを提供し、クリエイティブな仕事と豊かな生活を実現する社会の構築です。
(株式会社アイル、東京都港区・大阪市北区、東証プライム3854、資本金3億54百万円、社員数1009人 [連結]、売上高192億94百万円)
今後もアイルは、より良いサービスの開発を続け、企業の業務改革と経営力向上に貢献していく計画です。