武田双雲展「原天回帰~anew~」の魅力に迫る
2025年7月、武田双雲氏の新たな書展「原天回帰~anew~」が日本橋三越本店で開催されます。この展覧会は彼の50歳という節目にあたる特別なもので、実に250点に及ぶ新作が展示されます。
展覧会のテーマ「原天回帰~anew~」
本展のタイトル「原天回帰」という言葉には、双雲氏が自身の書の原点に戻り、そこからあらたな表現へと羽ばたくという願いが込められています。「原天」とは、書の世界が小さな一つの点から始まり、天へと羽ばたく様を表現しているのです。
展覧会では、これまでの自らのプライドや信念を一度手放し、新たな視点で書道に向き合った作品が多く見られます。これにより、彼の作品はこれまで以上に深化し、進化しています。
作品の多様性とその魅力
展覧会では、約250点の多彩な作品が展示される予定です。たとえば、従来の「墨」の魅力はもちろんのこと、金沢の伝統技法を取り入れた掛け軸や、越前和紙を使用した新作も登場します。
さらに、双雲氏が大自然や宇宙からインスパイアを受けた色彩豊かな作品も期待されます。色と文字が融合することで、新たな表現が生まれ、観る者に感動を与えます。
特別イベントも多数開催
展覧会期間中には、双雲氏によるライブパフォーマンスやギャラリートークも予定されています。
ライブパフォーマンスは2025年7月12日と19日に、ギャラリートークは13日と20日にそれぞれ実施される予定です。これらのイベントを通じて、直接双雲氏の技術や思いに触れる貴重な体験ができます。
また、「楽書きコーナー」も設置され、来場者は自らのメッセージを書いて参加することができます。これらのメッセージは、江戸総鎮守「神田明神」でご祈祷され、お焚き上げされる計画です。
感じることの大切さ
展覧会には、大型ミラーも設置されており、来場者は自分自身を見つめ直す機会が与えられます。これは、双雲氏の「原天回帰」の理念を体感し、本来の自分と向き合うためのものです。
感染症の影響により、イベント内容が変更・中止になることもありますが、ぜひこの機会に日本橋三越本店での特別な体験を味わってみてください。
まとめ
武田双雲展「原天回帰~anew~」は、書道の美しさや深さを再発見できる貴重な機会となります。彼の作品がもたらす感動を、ぜひ現地で体感してみてはいかがでしょうか。