「tetoru」とは
Classi株式会社が提供する保護者連絡サービス「tetoru(テトル)」は、現代の多様性を尊重した教育現場を実現するためのツールです。小中学校向けとして開発されており、保護者から学校への欠席連絡機能や、学校から保護者への連絡配信機能が搭載されています。自治体単位での導入が可能であり、費用面でも公立学校に優しい設計となっています。このような背景から、地域の教育施設において広く利用されています。
自動翻訳機能の導入
Classiは2025年9月から「tetoru」に自動翻訳機能を追加すると発表しました。この機能の導入は、多言語環境における情報のギャップを縮めることを目指しています。日本の学校に在籍する外国籍の児童生徒数が増加する中で、教職員の約40%が連絡配信の自動翻訳機能を希望しているというデータが示す通り、需要は急速に高まっています。
自動翻訳機能では、保護者が指定した言語へと自動的に翻訳された学校からの連絡が配信されます。対象となる言語は英語、中国語(簡体字・繁体字)、ポルトガル語、スペイン語など、計13言語にも及び、約80%の外国籍児童・生徒をカバーします。このように、多様な言語に対応することで、より多くの家庭が教育に参加しやすくなります。
利用の流れ
保護者は、アプリ内で簡単に翻訳言語を設定・変更でき、元の文書と翻訳文を行き来することが可能です。これにより、保護者は理解しやすく、スムーズに情報を受け取ることができるようになります。また、「tetoru」は今後も機能を拡充し、学校と保護者の信頼関係の構築に貢献していくことを目指します。
EDUCOMとの連携
さらに、「tetoru」は全国No.1シェアの校務支援システム「C4th」との連携が可能です。この連携によって、学校は生徒に関する情報を一元化し、デジタルトランスフォーメーションの推進を支援します。この機能が加わることで、学校の業務効率が向上し、教職員の負担を軽減することが期待されます。
未来に向けて
Classiは「子どもの無限の可能性を解き放ち、学びの形を進化させる」をミッションとし、教育とテクノロジーの融合を進めています。「tetoru」の導入によって、今後も多文化共生社会の実現に向けた一助となることが期待されます。教育はすべての人に平等であるべきであり、そのためには情報の壁を取り除くことが不可欠です。これこそが、「tetoru」が提供する未来の教育環境なのでしょう。詳しい情報は、公式サイトに掲載されています。