大阪大学発のベンチャー企業Thinkerが新たな投資を獲得
2023年8月8日、大阪大学ベンチャーキャピタル(OUVC)が運営するOUVC2号投資事業有限責任組合は、株式会社Thinkerに150百万円の投資を実行しました。この資金提供は、2022年9月と2023年9月に続く3回目の投資であり、Thinkerの技術革新に対する期待が高まっています。
思考をテーマにしたこの企業は、大阪大学の大学院基礎工学研究科の助教である小山佳祐氏によって開発された「近接覚センサー」を基盤に、ロボットハンドの開発を進めています。Thinkerは、2022年8月に設立され、大阪大学の起業支援施策の一環として成り立ったベンチャー企業です。OUVCと連携し、成長を続けているのは、社会貢献や技術発展に対する確固たるビジョンがあるからです。
近接覚センサーとロボットハンド
Thinkerは、「近接覚センサーTK-01」を用いて、対象物との距離や傾きを同時に計測可能な新しいロボット技術を開発しています。これにより、ばら積みピッキングを実現するロボットハンド「Think Hand F」や、簡易2Dカメラシステムと連携した省人化ロボット「Thinker Model A」を発表しました。この技術は、まるで家庭用家電のように手軽に使用できるロボットの実現を目指しています。
今後、Thinkerは新たに調達した資金を利用して、より専門的な知識がなくても操作できるロボットハンドの開発に注力する予定です。OUVCからは引き続き取締役が派遣され、現場でのハンズオン支援を続けることで、より一層の成長を促進する姿勢を示しています。
技術の進化と人々の生活
ロボット技術が進化することで、私たちの生活にも多大な影響を与えています。Thinkerの開発するロボットがもたらす便利さや効率化は、特に製造業や物流業での応用が期待されます。このような技術革新は、働き方や生活方式を変える可能性を秘めています。
技術の進展は私は無限の可能性を秘めています。Thinkerのようなベンチャー企業が生まれ、企業として成長していく中で、私たちの未来もより豊かになることでしょう。今後も期待が高まるThinkerのロボット技術の進化を見逃せません。
会社概要
- - 会社名: 株式会社Thinker
- - 設立: 2022年8月
- - 拠点: 大阪府大阪市
- - 代表者: 藤本弘道
OUVC2号ファンドの概要
- - ファンド名: OUVC2号投資事業有限責任組合
- - ファンド規模: 106.5億円
- - 運用期間: 2021年1月1日~2032年12月31日(最大3年延長可能)
- - 投資対象: 大阪大学及び他の国立大学の研究成果を活用したベンチャー企業
このように、研究とビジネスの融合が進む中で、私たちの生活も変わっていくのです。まさに人と技術と社会が新しい絆を結んでいく時代が到来しているのかもしれません。