横浜美術大学と三井不動産ビルマネジメントが手を組んだアートプロジェクト
この度、神奈川県横浜市にある横浜美術大学と三井不動産ビルマネジメント株式会社が共同で、新たな地域連携事業「横浜美術大学×横浜プラザビル Art Project」を立ち上げました。この取り組みは、横浜駅東口・ポートサイド地区に位置する横浜プラザビルで行われ、オフィスワーカーや来訪者にアートを通じて交流の場を提供します。
アートが日常に彩りを
このアートプロジェクトは、横浜美術大学の学生や卒業生、教職員が創作した作品が、エントランスやビル内の各階に展示され、オフィス空間を活気づけることを目的としています。忙しいビジネスシーンの中に、アートが豊かな時間をもたらすことが期待されており、来訪者にとっても心弾むひとときを提供します。
横浜市は「文化芸術振興」と「経済振興」、「まちづくり」を統合した「創造都市横浜」の実現に向けた施策を進めています。この一環として、横浜プラザビルでのアートプロジェクトも実施されており、横浜美術大学の創造的な作品が地域に新しい芸術文化の拠点を築くことを目指しています。
第1回展示の内容
記念すべき第1回展示では、1階エントランスに横浜美術大学の学長である加藤良次氏の作品が展示され、3階から5階には卒業生たちの個性的な作品が揃います。これにより、観客は多様なアートを楽しむことができ、地域との新たなつながりを感じることができるでしょう。展示作品の例としては、加藤氏による《 IN THE GARDEN 》や、須田幸恵氏の《 PERSONAL FLOWERS 》、加えてツヅキユウダイ氏の《 フリーダム 》、《 ブレイク 》、《 クラシック 》、藤代李文氏の《 情報の境界線 》などがあります。
今後も作品は定期的に変更され、来訪者を飽きさせないような展覧会が続く予定です。アートが通勤や打ち合わせの合間にふと目に入ることで、ビジネス環境に新たな息吹がもたらされることを期待しています。
美の教育と地域貢献
横浜美術大学は、2010年に設立された美術・デザインを専門とした大学であり、「美術による創造性豊かな人間形成」という理念のもと、これまで50年以上にわたり多くの優秀な人材を育成してきました。少人数制の教育を重視し、アーティストやデザイナーとして自立するための支援を行っており、地域社会への貢献もその大きな目標としています。
今回のアートプロジェクトは、横浜美術大学が地域と連携し、大学生や卒業生の作品を広く紹介する貴重な機会となるでしょう。アートを通じた交流が促進され、地域住民やビジネスマンたちが豊かな文化体験を享受できる場を提供するこの試みに、多くの方々が訪れることを期待しています。
【会場情報】
横浜プラザビル
〒221-0056 神奈川県横浜市神奈川区金港町2−6
(横浜駅きた東口より徒歩5分)
【問い合わせ】
横浜美術大学 総務企画課入試・広報グループ
TEL:045-962-2221
Email:
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Web:
横浜美術大学公式サイト