平和教育の成果発表
2025-07-19 20:49:26

なかよし学園が国際連合登壇、平和教育の成果を発表

日本のNGOが国際舞台で発言



2023年6月、特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトの代表、中村雄一氏がケニア・ナイロビで開催された国際連合ACUNS(Academic Council on the United Nations System)学術会議に参加しました。彼は、南スーダンでの教育支援と平和構築に関する取り組みを発表しました。これは、なかよし学園の越境的な活動を象徴する重要な瞬間でした。

日本発のNGO、その歴史



なかよし学園は2013年から海外での活動を始め、2019年にNPO法人に認定されました。近年は、イギリス・Windsor城での国際会議を機に評価を受け、2024年にかけて国際連合での発言機会を増やしています。

紛争地域での教育と平和



学園の活動は、「学ぶことが、生きる力となる社会をつくる」という理念に基づいており、特に教育と平和の関係を強調しています。今回のスピーチでは、独自の支援モデルをいくつか紹介しました。

  • - 防災学校の設立: 火山災害に遭った地域で、子どもたちに防災の知識を学ぶ機会を設けています。
  • - 学校給食支援: ふりかけご飯を用いた栄養提供活動。
  • - アルティメットスポーツ教育: 海洋プラスチックを活用した新たな教育プログラム。
  • - ピースバトンプロジェクト: 広島からの平和絵本を使用した国際交流プログラム。
  • - 防災・避難支援: 子ども用リストバンドを通じた防災意識の向上。

これらの活動は、国連WFP(世界食糧計画)やUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、WHO(世界保健機関)との連携を通じて、多角的な支援を実現しています。

教育で子どもたちを繋ぐ



特に注目を集めたのが、平和絵本『はじめてのヒロシマ』を活用したプロジェクト。日本の子どもたちが翻訳し、南スーダンやコンゴ民主共和国の教室で使用されることで、戦争を知らない世代が、戦争を経験した子どもたちへ平和のメッセージを伝えることを目指しています。この取り組みは、単なる知識の伝達を超え、社会の命や尊厳を守る力につながっています。

教育が未来を拓く



また、ACUNS会議では、名古屋の中学生が制作した「防災カルタ」を紹介。这是日本が培ってきた防災の知恵を楽しく学ぶ教材となっています。このカルタは、南スーダンや東ティモールなどの地域でも使用され、文化や国境を越えて防災意識を広める役割を果たしています。

未来への展望



なかよし学園は、今後も教育を通じた国際平和のモデルを推進していく旨を表明しました。特に、中東やアフリカでの活動に重点を置き、多様なニーズに応じた教育支援を展開していく予定です。また、国内の教育機関との連携を強化し、グローバルな学びの場を提供する取り組みも進めています。

中村雄一代表は、「学びを通じて、どこにいても夢が持てる社会を目指したい」と語っています。なかよし学園は、子どもたちの力を最大限に引き出し、世界平和へ貢献すべく努力を続けていきます。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
住所
千葉県松戸市小金原4-14-14
電話番号
047-704-9844

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