SmartHRが新たな特別徴収税額通知管理機能を発表
株式会社SmartHR(東京都港区、代表取締役CEO:芹澤雅人)は、2023年12月22日から新機能「特別徴収税額通知管理」の提供を開始しました。この機能は、2024年度に選択可能となる特別徴収税額通知の電子配付に対応し、eLTAX(エルタックス)から取得したデータを活用して、従業員への配付や閲覧をSmartHR上で完結できるようにしたものです。この新機能により、人事労務担当者と従業員の双方の業務負担を軽減します。
特別徴収税額通知管理機能の概要
2024年度からは税制改正により、特別徴収税額通知の電子データでの受取が可能となります。しかし、電子配付にはいくつかの課題があります。例えば、適切に通知書を従業員に配付できるかという不安、自治体ごとの通知書の届くタイミングの違いや、ファイルの管理の煩雑さ、従業員側の手続きの複雑さなどです。これらの理由から、依然として紙での通知を続けている企業も少なくありません。
SmartHRは、こうした課題を解決し、特別徴収税額通知を効率的に管理できる新機能を開発しました。この機能を導入することで、通知書の仕分けや郵送の手間を減らし、誤配付や紛失といったリスクを低下させつつ、企業全体の生産性向上に貢献できるとしています。
特徴的な機能
- - 簡単・正確な配付: 特別徴収税額通知を電子配付する際には、税額通知書をZIP形式で、パスワード取得用のPDFをセットで従業員に配付する必要があります。SmartHRでは、eLTAXからダウンロードしたファイルをそのままアップロードするだけで、システムが自動的に受給者番号や社員番号を照合し、紐付けを行います。このプロセスにより、手動でのファイル仕分けやメール送信が不要になり、配付業務の工数が大幅に軽減されます。
- - 配付状況の一元管理: 特別徴収税額通知は自治体ごとに届くタイミングが異なるため、管理者は全従業員分の配付状況を確認する必要があります。この新機能では、管理画面上で従業員ごとのファイルの登録および配付状況をリアルタイムで閲覧できるようになっています。これにより、紙の紛失や誤送信のリスクを減少させ、効率的な業務管理が実現します。
- - 従業員の負担軽減: 従業員が電子ファイルを開封する際に必要な手順も簡略化されています。従業員は案内されたURLからパスワード確認サイトにアクセスし、必要なパスワードを入力するだけでZIPファイルを確認できるため、従業員からの問い合わせも削減されます。また、PCに加え、スマートフォンのアプリからもアクセスできるため、いつでもどこでも通知書を確認できる利便性が向上しました。
本機能は「人事・労務エッセンシャルプラン」及び「HRストラテジープラン」を契約している企業は無償で利用できます。SmartHRは、これまで以上に効率的かつ安全な人事業務の実現を目指しており、この新機能が企業の労務管理に革命をもたらすことでしょう。
会社紹介
SmartHRは、労務管理クラウド市場で7年連続シェアNo.1を誇る人事労務ソフトです。契約手続きから勤怠管理、給与計算に至るまで様々な業務をペーパーレス化し、人的資本経営を支援する機能も充実しています。社員データを活用した人事評価やスキル管理など、多彩な機能を通じて企業の生産性向上に寄与しています。今後も、すべての人が働きやすい環境作りに貢献していくというビジョンを持って運営しています。