4次元地図が賞
2018-05-22 15:21:24
東京の交通を革新する4次元地図『HEAVY 4D TOKYO』が評価を受ける
東京都は、世界で最も複雑と言われる公共交通網を誇る地域であり、国際的なイベントが予定されている2020年に向けて、交通データのオープン化が進められています。この流れの中で、公共交通オープンデータ協議会が主催した「東京公共交通オープンデータチャレンジ」が注目を集めています。このコンペティションは、東京の公共交通データのオープン化を促進するため、多種多様な公共交通事業者の協力に基づいています。その中で、オギクボ開発株式会社の『HEAVY 4D TOKYO』が、約100件の応募の中から見事に準最優秀賞に選ばれました。
HEAVY 4D TOKYOとは?
この新しいソフトウェアは、東京の鉄道やバスなどの公共交通網を、PCやスマートフォン上で3D地図として視覚的に表示します。従来、交通情報は駅やバス停の位置情報、路線図、時刻表などが個別に提供されていましたが、『HEAVY 4D TOKYO』はこれらの情報を有機的に繋げ、現実世界での状況を忠実に再現します。これにより、より短い時間で正確な情報を提供することが可能になるのです。映像はまるでドローンによる空撮のような臨場感を持ち、静的な地図では得られない動的な体験を提供します。
技術的な完成度
審査委員長である坂村健氏は、この作品の技術的な完成度を高く評価しました。交通機関の運行状況を3D映像として表示することができるため、利用者はリアルタイムの動きを瞬時に把握できます。『HEAVY 4D TOKYO』は単なる交通情報アプリではなく、実用性と娯楽性の両方を兼ね備えているため、日常生活に新たな楽しみと機会を提供すると考えられています。このソフトは2018年5月31日まで無料で閲覧可能です。
公共交通オープンデータチャレンジとは?
このオープンデータチャレンジは、東京に関連する公共交通事業者とICT事業者が連携して設立された公共交通オープンデータ協議会が主催しています。合計56団体が参加するこの協議会は、オープンデータの流通を推進しており、22社の鉄道やバス会社が協力しています。このチャンスを通じて、静的な時刻表データだけでなく、運行中のバスや電車の情報など動的なデータも広く共有されています。
今後の展開
『HEAVY 4D TOKYO』は、公共交通の情報収集や提供の在り方を大きく変えていく可能性を秘めています。今後、さらなる進化を遂げ、多くの利用者にとっての交通情報提供の新たなスタンダードとなることが期待されています。
会社情報
- 会社名
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オギクボ開発株式会社
- 住所
- 東京都杉並区天沼2丁目5番地21号
- 電話番号
-
090-3522-1038