業務効率化の新たな取り組み
株式会社ワオ・コーポレーションが、業務効率化と顧客対応の向上のために導入したのが「Backlog」というプロジェクト管理ツールです。この取り組みにより、同社の知育アプリ「ワオっち!」の開発チームは、問い合わせ対応数を従来の5倍にまで増加させることに成功しました。以下では、この導入背景や実際の効果について詳しく見ていきます。
導入の背景
ワオ・コーポレーションは急速に拡大するユーザー基盤があり、それに伴い問い合わせ件数も増加していました。以前は、各担当者の経験や記憶に頼る「属人化」が大きな課題であり、対応の品質やスピードにばらつきが発生していました。そのため、情報の一元化や進捗の管理、タスクの共有に苦労していたのです。
こうした状況を打破し、よりスムーズな業務運営を実現するためには、単なるタスク管理を超えた「チームワークマネジメント」を導入する必要がありました。そこで、タスク管理ツール「Backlog」を導入し、業務効率化に向けたステップを踏み出しました。
Backlogの活用による効果
スムーズな情報共有と属人化の解消
Backlogを導入した結果、すべてのタスクや対応履歴を一元的に管理することができ、個々の経験に頼らない体制を確立しました。これにより、過去のやり取りや対応内容を迅速に確認できる環境が整い、新人メンバーなどの新人スタッフでもすぐに業務に参加できるようになりました。
対応品質の向上とユーザー満足度の改善
問い合わせ内容を「種別」「カテゴリ」「マイルストーン」で分類して効率的に検索可能にしたことも、対応の迅速さを向上させる要因の一つです。従来の対応方式に比べて迅速かつ正確な対応が可能となり、これが結果的に顧客満足度の向上につながりました。また、ユーザーがFAQを通じて自己解決できる率も上昇し、問い合わせ件数も半減しました。
業務効率化と対応件数の大幅増
さらに、Backlog APIを活用し、課題の自動起票やレビューの管理を行うことにより、手作業での負担を軽減しました。その結果、限られた時間内で対応できる問い合わせ件数が約5倍に至り、業務全般の効率も大幅に向上させました。
今後の展望
ワオ・コーポレーションの開発チームリーダーである小林さんは、自動化を今後の目標として掲げています。AIを活用することで、ユーザーエクスペリエンスの向上を図る必要があり、過去の業務データはその革新の礎になると考えています。また、Backlogはこのデータの一元管理を支援し、さらなる効率化に寄与することが期待されます。
小林さんは、「今後は部署間の業務連携を強化し、Backlogを社内全体で広めていくつもりです。特にリモートワークが一般的になった今、Backlogは多様な働き方を利活用するためのかけがえのないツールです」と語っています。
まとめ
労働人口が減少し、多様な働き方が求められる時代において、チームでの協働を促進する「チームワークマネジメント」はますます重要となります。ワオ・コーポレーションの取り組みは、その一つの成功モデルであり、今後もBacklogを利用しながら業務の効率化を図っていくことで、顧客や社員の双方に対する価値提供を続けていくことが期待されます。
「Backlog」は、多くのチームに最適なプロジェクト管理ツールとして知られており、引き続き多様な業種・業界での導入が進むことでしょう。詳細については公式サイトをご覧ください。