トグルのグループ会社がプロバンクホームと提携し街づくりの新時代を切り拓く

トグルホールディングスの新たな提携

2025年1月15日、東京都千代田区に本社を置くフジケン株式会社は、株式会社プロバンクホームとの業務提携契約を締結しました。この提携は、両社が持つ強みを生かし、街づくりにおける経済的かつ社会的価値を向上させることを目的としています。フジケンはトグルホールディングスのグループ会社であり、主に不動産開発を手掛けています。

不動産業界の課題とフジケンの解決策

従来の不動産業界には、情報や技術の非対称性、権利関係の複雑さなどがあり、街づくりの進行が遅れる要因となっていました。これに対抗するため、フジケンは「共創型デベロッパー」というビジョンを策定しました。このビジョンは、外部パートナーと連携しつつ、地域のポテンシャルを最大限に引き出すことを目指しています。

フジケンの共創型デベロップメントモデルは、とても斬新です。土地の権利関係が複雑な地域や小さな土地でも積極的に取り組み、土地所有者との合意形成から始まります。そして、地域のニーズを分析し、それに基づいた建物のコンセプトや収支計画を一貫して提案する体制が整っています。このアプローチは、開発のスピードとスケールを加速し、地域全体の付加価値を向上させることに寄与します。

業務提携の意義

今回の提携において、プロバンクホームは壁式RC構造を持つ賃貸住宅の開発を行い、フジケンの共創型デベロップメントのスピードをさらに加速させる役割を担います。そのため、両社は互いの強みを最大限に活かし、協力することで、様々な開発プロジェクトを展開することが可能です。

フジケンが展開してきた共創型デベロップメントの実績が今回の提携の背景となっています。これにより、街づくりの効率化と加速化が期待されるでしょう。

新たなデジタルインフラの構築

トグルホールディングスでは、今後不動産と建築、金融を融合したデジタルインフラの整備を進めています。この新しいインフラは、情報のオープンデータ化を目指し、より多くの人々がアクセスしやすく、効率的な不動産取引を実現します。これによって、適正価格が形成され、新たな土地活用のアイデアが生まれることが期待されています。

また、フジケンは首都圏あるいは福岡、広島など広範囲にわたって土地を仕入れ、共創型デベロッパーとしての道を歩んでいます。これからもさまざまなパートナーとの協力関係を築きながら、地域に根ざした価値を追求していく意向を示しています。