ドウシシャの調査から見えた春の隠れ熱中症リスクと対策
生活関連用品の企画・開発・販売を手掛ける株式会社ドウシシャが、春(4~5月)の「隠れ熱中症」に関する意識調査を実施しました。調査の結果、春の暑さに対する認識が薄く、リスクを理解していない人が多いことが明らかになりました。
調査の背景と目的
最近の気候変動により、早い段階から気温が上昇することが見受けられます。2024年の4月にはすでに30度を超える真夏日が観測されており、春の段階から熱中症のリスクが増す傾向にあります。特に体が暑さに慣れていない春先は、熱中症についての意識が薄れがちです。このような背景を受けて、ドウシシャは全国の男女600人を対象に調査を実施しました。
調査結果の概要
調査では、以下のようなポイントが浮上しました。
1. 隠れ熱中症のリスク認知
「春(4~5月)の隠れ熱中症のリスクを知っていましたか?」という質問に対して、認知している人は36.7%にとどまり、63.3%は「知らなかった」と回答しました。この結果から、約6割以上の人が春の熱中症リスクを認識していない状況が確認されました。
2. 熱中症対策の実施
続いて、4月や5月に熱中症対策を実施している割合について尋ねたところ、4月は僅か3.3%、5月でも11.0%に過ぎないという結果が示されました。つまり、ほとんどの人が春の熱中症対策を行っていない実態が明らかになりました。
3. 飲食物に対する意識
熱中症対策に関する饮食物の摂取については、まさに多くの人が水分や塩分、ミネラルに気を付ける傾向にあることがわかりました。調査によると、約8割の人が「こまめに水分を補給する」ことを実行し、4割以上が「塩分ミネラルを摂取する」ことにも意識を向けています。
隠れ熱中症に対する具体的対策
近年の異常気象を受けて、春のうちから熱中症のリスクについて理解し、対策を早めに始める重要性がますます高まっています。日本パーソナル管理栄養士協会の三城 円さんにより、熱中症対策として重要なのは以下の4つの点です。
1.
水分をしっかり補給すること。特に、飲料量は1.2リットルが目安とされています。
2.
体温を下げること。
3.
塩分・ミネラルを適度に摂取すること。
4.
水分補給を助ける糖分を摂取すること。特に5%前後の糖分が効果的です。
このような対策を踏まえ、夏の暑さに負けない手軽な食品として「かき氷」がオススメです。水分補給をしつつ、様々な栄養素も摂取できるかき氷のレシピを探っていきましょう。
おすすめのかき氷レシピ
1. 即席スポドリかき氷
- 水 180ml
- 砂糖 小さじ2
- 塩 1g(ひとつまみ)
- レモンのしぼり汁 小さじ1
1. 鍋に水、砂糖、塩を入れて火にかけ、溶かす。
2. 粗熱が取れたらレモンのしぼり汁を混ぜ、製氷カップに入れ冷凍庫で凍らせる。
3. 凍らせたら削って、お好みでレモンを添えて提供。
2. スイカとヨーグルトの紅白かき氷
- スイカ 360g(角切り)
- プレーンヨーグルト 無糖 180g
1. スイカを冷凍し、ヨーグルトを混ぜたものを製氷カップに入れて凍らせる。
2. 冷凍後、削ってトッピングにスイカを使用。
3. 生トマト氷のさっぱりそうめん
- そうめん 1束
- 冷凍トマトと大根 それぞれ事前に冷凍
1. そうめんを茹で、冷水で洗って水気を切る。
2. 冷凍したトマトと大根を削り、温泉卵と共にトッピング。
まとめ
春の隠れ熱中症のリスクは容易に見過ごされがちですが、早めの対策が肝心です。飲食物での工夫を凝らし、気温が上昇する前から準備を進めましょう。ドウシシャの可能性を持った新商品のかき氷器を使えば、楽しく水分補給が行えます。自宅でのかき氷作りを通じて、健康維持に努めましょう。