中高生の未来を支える企業、RePlayceが新たに資金調達を成功
株式会社RePlayceは、2024年に設立された中高生向けのキャリア教育企業です。最近、1.8億円の資金を調達し、その累計調達額は3.5億円に達しました。これにより、同社は「はたらく部」の強化や新たな通信制高校サポート校「HR高等学院」の開校を目指し、教育の現状を革新しようとしています。
資金調達の背景
現代はAIやテクノロジーの急速な進化を背景に、従来の知識中心の教育では対応しきれない時代に突入しています。特に中高生には、自らの問いを立て、他者との協力を通じて問題解決能力を養うことが必要です。RePlayceの提供するキャリア探究サービス「はたらく部」は、これに応える形で、学生に社会での実践的な経験を積ませ、非認知能力の育成を図っています。
2024年から始まった「はたらく部」は、これまでに1,000名以上の中高生に対してキャリア形成をサポート。さらには、2025年には「HR高等学院」が開校し、新しい学びの場を活用して教育機関との連携を深めています。企業とのコラボレーションを通じたPBL(Project Based Learning)なども取り入れ、実社会での経験を学生に提供することにも力を入れています。
今後の展望
資金調達により、RePlayceは「はたらく部」の機能をさらに強化し、教育機関との連携を拡大、HR高等学院の新キャンパス開校を進めることを目指しています。これにより、次世代の教育事業のさらなる発展を期待されています。さまざまな企業が出資者として参加し、その想いを共有しています。特に株式会社ジェネシア・ベンチャーズの河野氏は「好きなことを学ぶことが自信に繋がる」と述べ、教育が社会全体で育むべきものだと強調しています。
社会とのつながり
ニッセイ・キャピタルの笠井氏も、RePlayceのプログラムが子どもたちに自ら考え行動する力を養うことが重要だと評価。また、オリエンタルランド・イノベーションズの豊福氏は、通信制高校に通う生徒が増加していることを背景に、RePlayceの教育メニューが社会的に意義があると認識しています。NTTドコモの原氏は、RePlayceの取り組みが次世代の人材育成に貢献するとの期待を寄せています。
企業理念
RePlayceの代表取締役CEO、山本将裕氏は「教育を通じて誰もが未来に希望を持てる社会を作る」という理念の下、探究学習やキャリア教育に注力しています。教育のコンテンツを充実させ、企業や地域と連携しながら持続可能な教育モデルを創造することが目標です。また、現時点でキャリア探究コーチやプログラムの開発に参加したい方を募集中です。
まとめ
株式会社RePlayceは、中高生向けキャリア探究サービス「はたらく部」と通信制高校サポート校「HR高等学院」を通じて、新しい教育の形を提唱しています。今後も教育の現場での実践を重視し、学生たちが自ら未来を切り開く力を育んでいくための様々な取り組みを進めていくことでしょう。