NTT HumanEXが新たなeラーニングを発表
株式会社NTT HumanEXは、ビジネスにおける人権問題をしっかりと理解し、実際の業務に生かすためのeラーニングコンテンツ『ビジネス×人権 360』を2025年11月にリリースしました。この教材は、企業の経営リスク管理としての人権への配慮を促進し、社員が日常業務で人権リスクに対処できる能力を養成することを目指しています。
eラーニング『ビジネス×人権 360』の概要
新たに開発された『ビジネス×人権 360』は、社員が「ビジネスと人権」を主体的に考え、普段の業務プロセスに人権への配慮を組み込むことを促すことを目的としています。この教材は、リスクの予兆を察知し未然に防ぐ“予防力”と、問題が発生した際に適切に対応する“対応力”を強化する内容となっており、具体的な行動が求められるシナリオで構成されているのが特徴です。
ビジネスリスクとしての人権問題
近年、多くの企業が人権リスクを経営における重要な課題と認識するようになっています。人権の配慮は単なる義務ではなく、企業の存続や成長に欠かせない要素となってきました。このような背景の中、NTT HumanEXは、日常業務の様々な場面で人権に関連するリスクが潜むことを念頭に置き、その対策を教育する必要性を訴えています。教材では、理論だけでなく実践的な内容を重視し、すぐに業務に生かせるスキルを学べるよう設計されています。
コンテンツの3つの特徴
このeラーニングの特徴は、次の3つに集約されます。
1.
重要性の認識: 「ビジネスにおける人権問題」を重要なリスクとして認識し、改善の余地がある部分を明確にします。
2.
物語形式での学習: ステークホルダーとの関係を物語形式で学ぶことにより、受講者は自身がその場にいるかのような感覚を体験し、問題の複雑さを理解することができます。
3.
実践的なカリキュラム: 単なる知識の提供にとどまらず、受講者自身がどのように業務に適用できるかを考える時間を設け、実践につながるスキルを獲得します。
開発背景と目的
NTT HumanEXがこのプログラムを開発した背景には、企業の人権問題への対応が求められる環境があることが挙げられます。ESG情報の開示が進む中で、人権問題が企業価値と結びつく状況を受け、社員全員が意識を高めることが不可欠となっています。
従来の知識提供型の研修だけではなく、より実践的なアプローチが企業の持続可能な成長に寄与することを目指して設計された『ビジネス×人権 360』。この教材を通じて、企業の人材基盤の強化を図り、持続可能な発展を支援することが期待されています。
無料ウェビナーの開催
このeラーニングの詳細や活用イメージは、2025年12月9日に開催されるオンラインウェビナーで紹介されます。具体的な学習環境を体験しながら、人権リスクに立ち向かうための知識を得る良い機会です。ぜひご参加ください。
ウェビナー情報:
- - 日時: 2025年12月9日(火)13:15~13:50
- - 場所: オンライン(Zoom)
- - 参加費: 無料
【詳細・お申込みはこちら】
ウェビナー申し込みサイト
『ビジネス×人権 360』を通じて、企業は人権リスクを理解し、社員が適切に行動できる環境を整えることで、持続可能な成長を実現することができるでしょう。ぜひこの機会を活用して、人権を意識したビジネスを進めてみてはいかがでしょうか。