台北市企業が関西訪問
2026-07-16 15:20:21

関西に集結した台北市のテック企業が新たな協業の可能性を模索

台北市のテック企業が関西で示した革新技術



台北市の産業発展局が主導する15社からなるテック企業の代表団が、6月30日から7月3日までの間、日本の関西地域を訪問しました。この訪問の目的は、日本政府機関、産業界、学術・研究機関との連携を深めることです。特にインテックス大阪で行われた「WHX Osaka」では、「Taipei Forum(台北フォーラム)」が開催され、AI医療やバイオテクノロジー、デジタルヘルス、高齢者ケアに関する最新技術が紹介されました。

協業の可能性と技術実績



今回の代表団には、日本市場での協業経験が豊富な企業が参加しており、技術の展示だけでなく、協業の具体化に重きを置いています。たとえば、DeepRad.AIが開発した低線量CT(LDCT)向けAIスクリーニングソリューションは、日本のPMDAやRCBから認証を受けており、肺がんや心血管疾患のリスク評価を効率化する試みが進んでいます。

dentall.は、東京都の支援を受けて日本法人を設立し、AIを利用した歯科画像分析技術を導入。さらに、LiT MedTechによる非侵襲的生殖遺伝子検査技術は、日本国内の20以上の生殖医療クリニックに提供されています。これにより、台湾の先進的な医療技術が、日本の医療現場に浸透しつつあるのです。

高齢化社会への対応



日本の高齢化や地域医療の課題にも台北の企業は具体的なソリューションを持ち込んでいます。FongAIは愛媛県で都市規模のAIによる転倒リスクのスクリーニングを実施し、高齢者の身体機能を迅速に評価する技術を展開。Bamboo Technologyが開発するAI音声メンタルヘルスプラットフォームも台湾及び日本で試験が完了しており、コスト削減と早期介入を可能にするとされます。

共同研究や投資の展望



AHEAD Medicineは、神戸の企業LSDCと協業し、細胞製造のデータ管理での連携を進めています。この経験は、台北企業が日本の再生医療・細胞治療のサプライチェーンに関与する土台を築くものとなります。大阪商工会議所の川崎真規ディレクターは、台北の医療・バイオテクノロジー企業が、日本の医療産業とさらに深い協業が期待できると高く評価しました。

一方、Big Impact FundのDavid Bae氏は、最近新ファンドの資金調達を完了したことを受けて、参加したスタートアップへの投資を検討中であり、関西での協業パートナーも紹介したいと述べました。さらに、デジタル技術やAI領域のスタートアップとも認定を進める意向です。

今後の展開



台北市の政府によると、今回参加した企業は日本市場への進出意欲が高く、具体的な協業実績も豊富です。これからは、日本の病院や大学、製薬業者と個別商談が進められる予定です。

また、大阪大学、京都大学、神戸医療産業都市などとの連携を図る中で、台北のテック企業がどのように日本でのプレゼンスを高めていくのか、今後の動向が注目されます。台北市は「Startup@Taipei」や「INNOPAD TAIPEI」を通じて、より良い協業環境を整備し、臨床試験や共同研究の推進に寄与することを目指しています。


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