株式会社東急エージェンシーは、マーケティングダッシュボードサービス『Point of Buy-α』に、株式会社mitorizが開発したAIクラスタリングツール「Target Finder(R)」によるクラスター情報を付与した分析メニューを追加し、2024年11月20日より提供を開始しました。
本サービスは、レシートデータに基づく生活者のリアルな購買実態から、自社や競合ブランドの売上比較や時系列推移などをスピーディに把握できるだけでなく、チャネル/カテゴリを横断した買い物行動クラスターを付与することで、より解像度の高い顧客像を把握することができます。
例えば、特定のブランドを購入する顧客層が、どのような他の商品も購入しているのか、どのようなライフスタイルを送っているのか、といった情報を分析することで、顧客理解を深め、より効果的なマーケティング施策を立案することができます。
本サービスは、マーケティング戦略の立案、実施計画の策定、効果検証など、様々な場面で活用することができ、顧客の意思決定を支援します。
東急エージェンシーは、今後もデータとクリエイティビティを融合し、顧客の事業成長に貢献する統合ソリューションの開発、提供に取り組んでいきます。
Target Finder(R)について
Target Finder(R)は、国立研究開発法人 産業技術総合研究所が開発した「APOSTOOL(現PLASMA)」を基に、東急エージェンシーが開発した購買・行動分析ツールです。2015年7月より販売されており、小売業やサービス業などビッグデータ(大規模顧客データ)を保有している企業に向けて、顧客の行動を基により効率の良いマーケティング施策を行うための分析ツールとして、幅広く活用されています。
消費者購買行動データサービス『Point of Buy(R)』について
『Point of Buy(R)』は、国内最大級の消費者購買DBを活用し、メーカーや小売などのマーケティングを支援するサービスです。レシートに記載された購買情報を活用しているため、POSやID-POSデータで開示されていない小売チェーンのデータや、ユーザー(シングルソース)に紐づいた、業態を横断した購買行動や併買行動に関するデータを把握できます。
マーケティングダッシュボードサービス『Point of Buy-α』の特長
『Point of Buy-α』は、以下の特長を備えています。
ブラウザ上で利用可能なBIツールをベースにし、いつでも容易にデータアクセスができます。
月間1,000万枚のレシートデータに基づく実購買データから、チャネル横断での自社ブランドおよび競合商品や他カテゴリの分析が可能です。
売上分解や時系列推移などをBIツール上で可視化し、直感的にデータを把握できます。
シンプルなメニュー・デザインで、インターフェイスが初心者でも使いやすくなっています。
まとめ
東急エージェンシーが提供する『Point of Buy-α』は、mitorizのTarget Finder(R)によるクラスター情報を活用することで、顧客理解を深め、より効果的なマーケティング施策を立案することを可能にするサービスです。顧客の購買行動を深く分析し、事業成長に貢献したい企業にとって、非常に有効なツールと言えるでしょう。