国内初のJIS規格適合磁界測定器「TMM-Ⅲ」が登場!
株式会社電力テクノシステムズが、新たに開発した小型磁界測定器「TMM-Ⅲ」が販売を開始しました。この製品は日本の最新JIS規格である「JIS C 1910-1」に適合している、国内初の磁界測定器です。これにより、電力設備から発生する磁界を正確に測定し、電技省令に対応することが可能となります。
磁界測定器の背景
電気設備は、社会のインフラを支える重要な要素です。しかし、これらの設備からは磁界が発生し、法令に基づいてその影響を受ける施設では測定が求められています。電力テクノシステムズは、1997年から磁界測定器の開発・販売に取り組んできましたが、近年、2017年に新たなJIS規格に置き換えられたことを受け、新機種を開発しました。
「TMM-Ⅲ」は、従来の測定器と比較して、いくつかの新機能を搭載しています。まず、安全性を重視した設計で、防水性能はIPX7等級をクリアしており、1mの水中に30分間浸水させても問題ありません。また、耐衝撃性にも優れており、1mの高さから落下させても正常に動作します。
主な仕様と新機能
- - 防水性能: IPX7等級
- - 耐衝撃性: 1mの高さからの落下試験クリア
- - 無線通信機能: 測定結果をPCにCSV形式で出力
- - ピークメモリ機能: 任意の測定時間内の最大値を自動で保存
このように、「TMM-Ⅲ」は現場で必要とされる機能をしっかりと搭載し、法律にも適合しています。この小型軽量デザインは、W8.8㎝×H14.6㎝×D3.3㎝、重さ310g(電池含む)と、片手で持ち運ぶことができる便利さも魅力です。
校正試験の重要性
購入後、測定器の信頼性を確保するためには定期的な校正が重要です。電力テクノシステムズでは、自社の校正設備を利用して、JIS C 1910-1:2017に適合した高品質の校正試験を行っています。独自の技術力を駆使し、他社製磁界測定器の校正試験も受け付けています。
価格と購入情報
「TMM-Ⅲ」の販売価格は258,000円(税別)です。新たに購入をご検討の方だけでなく、古い製品の更新を考えている方にもおすすめします。詳細情報については、見積もりをお問い合わせください。
「TMM-Ⅲ」は、電力技術者や研究者など、多様な現場でのニーズに応える製品です。新たな技術で、より信頼性の高い測定を実現しましょう!