自治体営業を革新する「Lobby Local」の新機能とは？

公共情報を効率的に活用するために設立されたLobbyAI株式会社は、渋谷区に本社を構えています。この企業が提供する自治体検索ツール「Lobby Local」は、最新の機能として人口動態ダッシュボードを追加しました。この新機能は、自治体営業を行う企業にとって、提案活動をより精緻化し、効果を高めるための貴重な情報源となります。

人口動態ダッシュボードの機能

1. 自治体の人口や高齢化率を把握

このダッシュボードでは、提案先の自治体における総人口、高齢化率、人口増加率などの情報が簡単に確認できます。たとえば、急速に高齢化が進んでいる地域には、高齢者向けの福祉サービスを提案することが考えられます。一方で、人口が増加傾向にある自治体には、子育て支援に関するサービスを提案するなど、ニーズに即したアプローチが取れます。

2. 過去5年間の人口推移を可視化

人口の動向を視覚化することで、単なるデータの確認を超えて、自治体の未来を見越した提案が可能です。この情報に基づいて、将来の人口構成の変化を予測し、中長期的な視点でのソリューションを提案することが求められます。自治体との強固な信頼関係を築くカギとなるでしょう。

3. 物理的な特性の理解

ダッシュボードでは、各自治体の総面積や可住地面積、人口密度、可住地密度といった地理的特性も確認できます。人口密度が高い地域には、より効率的な都市機能の提案が必要ですし、可住地面積が広い地域では地域活性化につながる提案が求められます。このように、地域特性を踏まえた具体的な施策を提案することで、提案内容に説得力が増します。

代表取締役髙橋京太郎のコメント

「LobbyAIは、テクノロジーの力で企業と行政の距離を縮め、双方にとって有益な共創関係を築くことを目指しています。膨大な情報の中から『宝』を見つけ出す作業はAIに任せ、人はより創造的で戦略的な活動に集中する。」と語る髙橋代表。

今後も、LobbyAIはAI技術を駆使して公共政策や自治体の情報をよりオープンかつ活用しやすくし、企業の成長と社会課題の解決に寄与していく意向です。

「Lobby Local」を体験できるイベント

Global Startup EXPO (GSE)やAterui Worldにおいて、「Lobby Local」の操作デモやユースケース紹介が行われる予定です。これを通じて、営業や公共連携で課題を抱える企業に対し、政策活用の道筋を示すことになります。具体的な展示内容は以下の通りです：

1. 「Lobby Local」の操作デモ・可視化紹介
2. 政策渉外・自治体営業の具体例（再生可能エネルギー、教育、防災など）
3. 公共連携や入札参加に関する個別相談（スタートアップ・事業会社向け）