金沢で三和物産の新卒入社式が開催
2025年4月1日、葬祭関連商品の企画や提供を行う三和物産が金沢市のセレモニーホール「muni」にて、新卒入社式を行いました。新たに2名の社員を迎える同式は、業界の未来と、葬儀に対する新しい視点を提示する重要なイベントとなりました。
葬儀業界は、2040年に死亡者数がピークを迎えると予測されているため、業界の役割やニーズが多様化しています。この背景を考慮し、三和物産は新入社員が幅広い分野で活躍できる人材に成長することを期待し入社式を実施しました。
「muni」は「お葬式はもっと自由でいい」という理念のもと創設された場所です。式の冒頭では、西河誠人代表取締役が新入社員に向けて激励の言葉をかけ、その後、2名の新入社員は自らの決意を述べました。咄嗟の緊張感の中で辞令が交付され、彼らは社会人としての最初の一歩を踏み出しました。
次に行われたのは、三和物産のメンバー全員の想いが書かれたモニュメント「三和の輪」に自分の思いを書くセレモニー。ここでは、一人が「太陽のマーク」を、もう一人が「たくさん知る!」と記入しました。このセレモニーは、各自の個性がつながることでより大きな力となるという会社の理念を表しています。
新入社員の一人は「三和物産の新卒一期生として、不安もありながら非常に期待を感じています。研修や外部との交流を活かし、会社と共に成長したい」と語りました。またもう一人は「”死”を身近に感じることで、周囲の家族や友人への感謝が増えた。この気持ちを大切にし、三和物産の魅力を広めていきたい」と抱負を述べました。
また、入社式では葬儀業界ならではのユニークな体験とし、棺桶に入った姿での「入棺チェキ」も行われました。この取り組みは、業界への新たなアプローチを見出す一環として、参加者に新鮮な体験を提供しました。三和物産は今後も変化へ柔軟に対応し、つながりを感じる新たな別れの形を模索し続ける方針です。
三和物産の企業情報
三和物産は、「つながりが実感できる新たな別れのカタチをつくる」をミッションに掲げる葬祭用品のメーカーです。日本では死や別れがタブー視されがちですが、同社は「死生観のリデザイン」を目指し、ポジティブな視点で社会に貢献することを目指しています。1959年に創業され、金沢市を本社とし、東京、大阪、福岡、名古屋、神奈川、札幌といった支社も展開しています。
この入社式を通じて、三和物産は未来に向けた新たな一歩を踏み出し、業界の可能性を広げることを目指しています。