人事部長殿への手紙
2022-05-26 13:30:02
トヨタを3年で辞めた若手人事の挑戦: 12社取材から見えた、これからの組織に必要な人事制度とは?
トヨタ自動車株式会社で3年間人事部に勤務した後、サイボウズ株式会社に入社した髙木一史氏は、2020年に自身の経験をもとにnoteに投稿した記事「僕はなぜトヨタの人事を3年で辞めたのか」が話題となり、注目を集める若手人事として知られています。
髙木氏は、自身の経験と12社の事例研究を通して、これからの組織に必要な人事制度について考察した書籍『拝啓 人事部長殿』を出版しました。この本は、社員が閉塞感を感じず、幸せに働ける会社をつくるためのヒントが詰まっているとされています。
本書では、日本の企業が抱える課題として、人口減少による採用難、デジタルネイティブ世代の離職率増加などを挙げ、従来の古い価値観に縛られた人事制度では、これらの課題に対応できないと指摘しています。
そこで、髙木氏は、社員のエンゲージメントを高め、組織の成長を促進する新しい人事制度の必要性を訴えています。具体的には、多様性を受け入れ、社員一人ひとりの個性や能力を最大限に活かせるような制度、そして、社員が働きがいを感じ、成長できるような環境づくりが重要であると主張しています。
本書では、富士通株式会社、株式会社タニタ、全日本空輸株式会社など、12社の企業事例を紹介し、それぞれの企業がどのような課題を抱え、どのような人事制度改革に取り組んでいるのかを詳細に解説しています。さらに、髙木氏の所属するサイボウズの事例も紹介され、具体的な制度や取り組みが紹介されています。
『拝啓 人事部長殿』は、人事担当者だけでなく、経営者や人事制度に関心のある人にとって必読の書と言えるでしょう。本書を通して、これからの組織に必要な人事制度について考え、自社の課題解決に役立ててみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
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サイボウズ株式会社
- 住所
- 東京都中央区日本橋2-7-1日本橋タワー27階
- 電話番号
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