全国の中学・高校生を対象にしたスクールバッグ事情
最近、菅公学生服株式会社が行った調査によると、中学・高校生のスクールバッグ事情が明らかになりました。今回は、その結果を詳しく見ていきます。この調査は、全国の1,200人の中学・高校生を対象に行われました。
スクールバッグの学校指定の有無
中学生の54.4%が学校指定のスクールバッグを使用している一方、高校生では59.2%が指定品を選んでいないことがわかりました。中学生は指定品が多いのに対して、高校生は自由に選ぶ傾向が見られます。この背景には、学校の教育方針や生徒の自主性の向上が影響していると思われます。
バッグの種類
調査の結果、両学年とも「リュック・デイパックタイプ」が最も人気のあるタイプで、中学生では71.4%、高校生でも62.4%がこのスタイルを選んでいます。その理由として、背負った時の安定感や両手が空く点が挙げられています。さらに、次に人気のスタイルは「ショルダータイプ」や「手提げタイプ」でしたが、「リュック・デイパック」が圧倒的なシェアを誇っています。
スクールバッグに求められる機能
使用者のニーズに関する調査では、最も重視されているポイントは「サイズ・大きさ」で、中学生の64.7%、高校生の60.9%が重要視しています。また、「収納・ポケット」や「デザイン・タイプ」も上位に位置しており、特に機能性と見た目のバランスが求められています。
デジタル端末の保護という新たな需要
近年の教育現場ではデジタル端末の導入が進んでおり、それに伴いスクールバッグにも新たな機能が求められています。調査では少数ですが「デジタル端末の保護機能」を必要と考える生徒も見受けられます。デジタル教育が進む中、バッグに求められる機能が多様化しているのです。
まとめ
この調査からは、多くの中学・高校生が実用性を重視し、特に「リュック・デイパックタイプ」が圧倒的な人気を誇ることがわかりました。また、学校の方針によって指定品の有無が異なるため、個々の学校環境に応じた選択がされているという現状も浮かび上がります。スクールバッグは、ただの通学道具ではなく、学ぶためのパートナーと言える存在になっているのかもしれません。今後もこうした調査を通じて、学生のニーズを掴み、さらなる商品開発に繋げていくことが求められています。