最新映像処理ソリューション「クアドラT1M」が日本初上陸
ジャパン・トゥエンティワン株式会社(J21)は、カナダの企業ネットイント社が開発した新しいビデオ処理ユニット「クアドラT1M」の発売を発表しました。本製品はOEM向けとして提供され、組み込み用途に特化した高性能な映像処理ソリューションです。特に、PCI Express 3.0 x4に対応したM.2フォームファクターを採用しており、次世代の映像アプリケーションにおいて、その真価を発揮します。
特徴と性能
「クアドラT1M」の心臓部には、映像処理専用に設計された第2世代VPU「Codensity G5」が搭載されており、さまざまな要求に応じた処理能力を誇っています。以下の性能スペックが特に注目されています:
- - エンコード能力: 最大で20チャネルの1080p30や5チャネルの4Kp30の処理が可能。
- - デコード能力: 25チャネルの1080p30や6チャネルの4Kp30を同時にデコードできます。
- - トランスコード: 20チャネルの1080p30や4Kから4Kへの2チャネル30 FPSでのトランスコードも行えます。
- - 引き算ラダー生成能力: 10ラダーを30 FPSで生成可能。
この性能を活用することで、ライブ配信、監視カメラ、クラウドゲーミング、メタバースなど、多岐にわたる次世代映像アプリケーションでの開発が期待されます。
取り扱いに関する注意点
「クアドラT1M」を使用するには、M.2スロット(PCIe 3.0 x4)を備えたシステム環境が必要です。また、外形寸法は30mm x 80mm x 12mmであり、一般的なM.2 SSDよりも厚みがありますので、筐体設計時には必ず寸法に注意が必要です。
購入情報
今回の製品はJ21の公式オンラインストアで購入可能です。詳細は以下のリンクからご覧いただけます:
J21公式オンラインストア
ネットイント社について
ネットイント社はカナダのバンクーバーを拠点とし、VPUという新たな映像処理カテゴリを創出した先駆者です。彼らが提供する技術は、優れたエンコード性能とエネルギー効率を兼ね備え、20~40倍の運用コスト削減が実現可能です。さらに、AV1、8K、HDRなどの最新のコーデックに対応し、ハイパースケールなメディア処理の未来を切り開いています。
J21の理念
ジャパン・トゥエンティワンでは「イノベーションを市場化する」という理念のもと、日本国内において最先端の映像技術を提供し、映像関連サービスの高度化を目指しています。自動車の安全技術から視聴体験を向上させる様々な製品まで、多岐にわたる技術を取り扱っています。
お問い合わせ先
詳細な情報や製品に関する質問がある場合は、以下の連絡先をご利用ください。
「クアドラT1M」の導入により、映像処理技術の新たな時代が開かれることを期待しています。