アメリカでの新たな日本酒と魚介料理のペアリング体験
2023年度、日本酒の魅力を広めるために行われたJFOODOのプロモーションでは、“Discover new harmonies – SEAFOOD meets SAKE” をテーマに、日本酒と和食以外の魚介料理の相性の良さをアピールしました。このプロモーションでは、特に米国3都市(ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ)で日本酒を楽しんだ経験のある20〜50代をターゲットに設定。メディアやインフルエンサーを通じて、プロモーション動画や記事でその魅力を広めました。
日本酒と魚介料理のペアリングは、一般的に白ワインが好まれる中で、異なる選択肢として提案されています。JFOODOのプロモーションによると、キャンペーンに接触した人々のうち97.4%が日本酒を飲みたいとの意向を示しました。
特に、注目を浴びたのは、ミシュラン星付きのフレンチレストランや、注目のフュージョン料理店など、レストラン業界でトレンドをリードする7軒が協力したことです。これらのレストランのシェフやアルコール類の仕入れ責任者は、日本酒に高い興味を持つ方々であり、ペアリングメニューの提供が新たな食体験を顧客に届ける機会として非常に意義深いものであると述べています。
プロモーションを経験したメディアやインフルエンサーからは、次のような声が多数上がりました。「日本酒は通常、鮨や和食と合わせるだけだと思っていたが、フレンチなどの和食以外のシーフード料理との相性の良さには驚きました。」このように、日本酒の新たなペアリングの可能性に触れた多くの人が、その魅力を再発見しています。
さらに、プロモーション実施店以外にも、日本酒を提供したいという意向を示した非和食レストランが14軒も存在することがわかりました。このことからも、ソムリエやアルコールの仕入れ責任者の間で、日本酒に関する関心がますます高まっていることがうかがえます。今後、日本酒市場の拡大が期待される見込みです。
例えば、アメリカのレストランで提供される日本酒と魚介料理のペアリング例として、ホタテのキャラメリゼやドーバーソール(舌平目)にシェリーレモンを添えた料理があります。これらは、日本酒の新たな飲用シーンを作り出しています。
日本酒のアメリカ市場への輸出額は2023年に90.9億円に達し、直近5年間では年率14%の成長を記録しています。かつては、和食と共にイメージされることが多かった日本酒も、最近では世界中のミシュラン星付きレストランでも好まれるようになっています。また、世界最大のワイン団体であるWSETによって設けられた日本酒の認定制度も、関心を集める一因と言えるでしょう。
このような取り組みを通じて、日本酒の未来がますます明るくなることが期待されます。興味があれば、JFOODOが配信するプロモーション動画もぜひご覧ください。動画リンクはこちらです:
Seafood meets SAKE - Discover New Harmonies。