カラクリが生成AI推進
2024-08-19 13:42:22

カラクリがAWSジャパンと連携した生成AI実用化推進プログラムのパートナーに認定

カスタマーサポートのDXを進めるカラクリ株式会社が、この度アマゾンウェブサービスジャパン(AWSジャパン)による「生成AI実用化推進プログラム」の公式パートナーとして認定されました。このプログラムは、企業や団体が生成AIを活用してビジネスの進化を図るための支援を行うもので、2024年7月22日にスタートを切ります。

このプログラムには、1,000万ドル相当のサービスクレジットが提供されており、生成AIを活用したいと考える企業は、AWSからの資金援助を受けながら自社のプロジェクトを進めることが可能です。プログラムは2つのメイン対象に分かれており、独自のデータを活用したモデル開発を目指す企業向けのトラックと、既存の基盤モデルを活用し応答を多様化させることを重視するトラックが存在します。

これを受け、カラクリはAWSジャパンと協力し、国産のLLMを利用したセミナーの開催を予定しています。このイベントでは、ITリーダー専門メディア「EnterpriseZine」の岡本拓也編集長をモデレーターに迎え、「国産LLMの重要性」について深い議論を交わします。最新の国産LLMに関する情報や、生成AI実用化推進プログラムへの参加を検討している企業に向けた有益な情報提供が行われる予定です。

セミナーの参加は無料で、事前登録が必要です。

カラクリの国産LLM開発の背景


カラクリは、2018年からtransformerアーキテクチャを用いた言語モデルとしてBERTの研究を行ってきました。その後もGPTを含めた大規模言語モデル(LLM)の研究に注力し、最近では「AWS LLM開発支援プログラム」にも採択されています。このプログラムを通じて、カラクリはトレーニングコストを最大50%削減できるAWS Trainiumを利用し、世界で初めてMixture of Experts (MoE)モデルの学習に成功しました。これにより、高性能かつ低コストの国産LLMの開発が実現しました。

KARAKURI LMの特徴


その成果として、カラクリが開発した「KARAKURI LM」は、国産モデルとしては唯一、AIエージェントとしての機能を実装することが可能です。外部ツールとの連携が可能で、特定の業界や企業に特化したタスクのプログラミングも行えます。

また、トレーニングコストの削減や質の高い学習データセットの準備においても優れたノウハウを持っており、これに伴い良質なAIモデルの提供が可能です。これまでに公開されたモデルはすべて「Japanese MT-Bench」での評価において、国産オープンモデルの中で最高の評価を得ています。

会社概要


カラクリは、カスタマーサポートを通じて企業のエンパワーメントを目指す企業であり、自社開発のAIチャットボット「KARAKURI chatbot」はさまざまな業界で導入されています。高島屋やSBI証券、セブン-イレブン・ジャパンなど、多くの著名企業が同社のAI技術を採用しており、信頼性の高いサポートを提供しています。

2024年度にはMeta社主催の「Global Llama Community Summit」に特別招待されるなど、国際的な評価も高まっています。

会社設立以来の成果を基に、カラクリは今後も国産LLMを用いたAI技術の進化に注力し、カスタマーサポートの分野での革新を推し進めます。

お問い合わせ


会社名: カラクリ株式会社
所在地: 東京都中央区築地2-7-3 Camel築地 II
設立日: 2016年10月3日
代表者: CEO 小田志門
公式サイト: https://about.karakuri.ai/


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会社情報

会社名
カラクリ株式会社
住所
東京都中央区築地2-7-3CAMEL 築地2 5F
電話番号

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