新たな体験を提供するしまね海洋館のプロジェクト「光降るアクアス」

しまね海洋館AQUASの新プロジェクト「光降るアクアス」

2022年3月16日、島根県立しまね海洋館AQUASが新たなプロジェクト「光降るアクアス」を公開しました。このプロジェクトは、日本海に面する美しい風景と、古来から語り継がれる神話の素材を活かし、訪れる人々に特別な体験を提供することを目的としています。西日本唯一のシロイルカを観賞できるこの館は、「海」と「神話」をテーマにした演出で訪れる全ての人に感動を与えます。

神秘的な空間での体験

「光降るアクアス」は、神々が集う海とその美しさを皆さんに伝えるためのスペースを設けています。訪れた人々は、展示される生き物たちやその生態を楽しむだけでなく、島根の文化や地球環境についても考えを巡らせることができる特別な体験が待っています。様々なエリアが設けられ、各所にプロジェクションマッピングを駆使した演出が施されています。

エントランス

館に足を踏み入れると、「神話の世界の光が降り注ぐ」と題された空間が広がっています。神々が集う海へのいざないとして、神秘的な光が来館者を迎え、新しい体験がスタートします。

クラゲコーナー

次に訪れるのは、島根県を象徴する宝玉のように輝くクラゲたちが彩る「輝く宝玉たち」のコーナーです。色とりどりに表現されるクラゲたちは、美しさと幻想的な空間を提供し、訪れる人々を魅了します。

神話の海

さらには「神話の海」エリアで、サメが古代神話にも登場する様子を映し出す大水槽の前に立ちます。そこでは、波や雲の中を泳ぐ生き物たちが幻想的な姿で映し出され、来館者はその世界に引き込まれることでしょう。

コーラルリーフ

いよいよ「海の花畑」と称されたサンゴのコーナーでは、色鮮やかな映像演出が施され、まるで水槽から溢れ出すような美しいサンゴの世界が拡がります。また、島根に伝わる神話の中で有名なヤマタノオロチも登場し、来館者に新たな驚きを提供します。

シロイルカパフォーマンスエリア

最後に訪れるのは、「神々の光降る海」として表現されたシロイルカのパフォーマンスエリアです。ここでは、大型映像を駆使して、シロイルカが住む北極海の美しさや迫力を体感できる演出が行われます。美しい島根の夕陽や北極のオーロラが光で表現され、幻想的な体験が提供されます。

空間デザイナー長谷川喜美の想い

今回のプロジェクトを手掛けたのは、長谷川喜美氏。空間デザインにおいては20年以上の経験を持ち、数々の素晴らしい演出を手がけてきました。長谷川氏はこのプロジェクトに関して、「島根の神話と海の生き物の美しさを光で繋ぎ、訪れる人々が海や地球環境を感じてくれるよう願って演出を考えました」と語っています。

しまね海洋館AQUASが提供する「光降るアクアス」は、家族での訪問にも友人同士での訪問にも最適な新たな体験です。ぜひ、この機会を逃さずに訪れてみてください。