第9回日本薬学教育学会大会で医療DX教育の重要性を発表
2024年8月17日から18日に開催された第9回『日本薬学教育学会大会』で、株式会社アクシスは岩手医科大学の薬学部生徒を対象に行った医療DXに関する教育プログラムの成果を報告しました。この発表は、デジタル技術を駆使した新しい薬剤師の育成を目指して行われています。
医療DXとは
医療DX(デジタルトランスフォーメーション)は、従来の医療の枠を超え、デジタル技術を用いて業務の効率化やサービスの向上を図る取り組みを指します。2022年に厚生労働省が発表した内容によると、薬剤師は患者から必要な情報を収集・分析し、個々に最適なヘルスケアサービスを提供する役割が求められています。これに伴い、薬剤師が必要な知識や技能を身につける必要性が増しています。
アクシスと岩手医科大学の取り組み
アクシスは、特定非営利活動法人LPI-Japanやpaiza株式会社の協力を得て、医療系大学でのデジタルトランスフォーメーション教育に尽力しています。この取り組みは、「DX薬剤師」を育成することを目指しており、学生たちにはデジタル技術やICTの活用法を学ぶ場を提供しています。
2024年7月26日に行われた岩手医科大学での講義では、医療DXの重要性やその背景について学び、実際の医療現場の業務効率化にどのように寄与できるかを体験しました。講義では以下のテーマが扱われました:
- - 医療におけるDXの理解
- - 医療DXの最前線の知識
- - クラウド型電子薬歴『Medixs(メディクス)』の実体験
実際の講義とアンケート結果
講義では、学生たちが調剤薬局で実際に使用されているクラウド型電子薬歴『Medixs(メディクス)』に触れる機会を設け、薬局の業務の一端を理解してもらいました。
受講後のアンケート結果によると、多くの学生が医療DXに対する興味や関心を深めたと回答し、半数以上の生徒が教育を受けて良い影響を受けたと評価しました。アクシスは、これらのフィードバックを重視し、今後も教育内容を充実させていく方針です。
今後の展望
アクシスは、「健康寿命を支える事業を創出する」という理念のもと、社会に貢献する「DX薬剤師」を育てるための努力を続けます。今後も医療系大学との連携を強化し、デジタルトランスフォーメーション教育を進めていく方針です。
株式会社アクシスについて
アクシスは、医療現場をITでつなぐクラウド型電子薬歴のリーディングカンパニーです。提供する『Medixs(メディクス)』は、薬剤師のニーズを基に開発された日本初のクラウド型電子薬歴です。高齢化社会に対応した在宅訪問機能や、法改正への迅速な対応など、時代の流れに応じた機能の提供が注目を集めています。
アクシスは、2022年と2023年に二年連続で『ASPIC IoT・AI・クラウドアワード』において社会貢献賞を受賞しており、その実績にも注目が集まっています。
医療DX教育を通じて、未来の薬剤師が地域医療を支える重要な存在となることを期待しています。