NISAの利用実態: 年齢層や収入による差異が明らかに
近年、少額投資非課税制度であるNISA(ニーサ)の注目が高まっています。この制度は、株式や投資信託などによる運用益に税金がかからないという特典を提供しており、その利用は年々増加しています。今回、株式会社フォーイットが運営するWeb3メディア「Mediverse」において、全国の18歳以上の男女を対象にNISAに関するアンケートが実施されました。以下にその結果をまとめます。
調査概要
本調査は2026年10月6日から7日の間に、ネットリサーチを通じて行われました。対象者は500名で、全国各地からの参加者が集まりました。この結果をもとに、日本におけるNISA利用の現状を探ります。
NISAの利用状況
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まず、調査結果から明らかになったのは、NISAを利用していると回答した人は全体の約27.2%。これは全国の500名の中で3割強ということになります。特に注目すべきは、男女別の結果です。男性は31.6%が利用していると回答する一方で、女性は22.8%に留まりました。これにより、NISAに対しては男性の方が積極的であることが示されています。
年代別の傾向
年代別に見ると、30代が最も利用率が高く、35.7%がNISAを活用しています。一方で60代ではわずか20%程度と、年代による利用の差は明らかです。このことから、特に子育て世代の30代から50代でNISAの利用が進んでいることがうかがえます。
ライフステージによる影響
ライフステージ、すなわち婚姻や子どもの有無によっても、NISAの利用率は異なります。既婚者は36.8%がNISAを利用しており、未婚層の22.1%と比べると著しく高い数字です。そして、子どもがいる家庭では38.0%が利用しているのに対し、子どもがいない家庭では22.6%にとどまっています。これは、家族の将来の資金準備に対する意識が、NISA利用を促進していることを示しています。
NISA口座開設先の動向
NISA口座の開設先としては、約72.8%がネット証券を選んでおり、利便性の良さが際立つ結果となっています。店舗型金融機関ではわずか9.6%が選ばれており、デジタル化が進む中で従来の対面式サービスは消えつつあることが見てとれます。特に男性と女性ともにネット証券の口座開設が主流であることは、今の金融環境を反映しています。
年齢層と開設先の関係
年代別に見ると、30代と40代はネット証券を利用している率が非常に高く、それぞれ86.7%・92.6%に達しています。これに対し、60代ではネット証券の利用率が約36.8%と大幅に減少し、その代わりに従来の銀行やゆうちょの利用が多く見られます。このことから、高齢者層は面倒な手続きよりも対面での相談を選ぶ傾向があるとわかります。
決め手となる要因
口座開設先の選定理由には様々な要因が影響しますが、「元々口座があったから」という理由が46.3%と大多数です。さらに、「手数料が安いから」という理由も37.5%を占めており、利便性とコストの両方が重要視されています。特に、50代以上の利用者は「手数料が安い」という理由を特に重視している傾向が見られます。
世帯年収との関係
世帯年収による差も明確で、例えば年収500万円から700万円の間では「手数料が安い」という理由が55.6%を占めているのに対し、年収1000万円以上では「元々口座があったから」という理由が66.7%に達しています。これにより、高所得層は追加的な口座開設を避け、既存の口座を活用する傾向が強いことがうかがえます。
NISA開始時期の実態
NISAを始めた時期については、52.9%が旧NISAの時期から続けていると回答しており、2024年以降の新NISAからの参入が49.1%となっていることも興味深い点です。このことは、旧制度から新制度への移行がスムーズに進んでいる一例と捉えられます。
総括
今回の調査を通じ、NISAの利用実態には多様な要因が影響していることが明らかになりました。世帯年収やライフステージによる二極化が進む中、NISAへの参加は高所得者やファミリー層に集中し、その背景には資産形成への関心の違いがあることが伺えます。今後、個人資産形成を促進するためには、各世代に対する適切な情報提供や教育への取り組みが求められます。私たち「Mediverse」は、その一助となる情報発信を継続してまいります。