変革の幕開け
2025年8月1日、Snowflake合同会社は日本法人の新社長執行役員に浮田竜路氏が就任したことを発表し、報道機関向けに会見を開催しました。浮田氏は、データクラウドのリーディングカンパニーとしての次の成長期に向けた戦略を語りました。前社長の東條英俊氏は、2019年に日本法人の第1号社員として入社し、コロナ禍においても企業のデータ活用が進む中、会社の成長を実感し、浮田氏に期待を寄せました。
浮田氏の経歴と決意
浮田氏は2021年からSnowflakeの執行役員としてセールスを統括し、アドビやEMCでの経験を活かしてきました。「日本市場での成長は当社の自負であり、業務変革の成果を出し続けてきた」と浮田氏は強調。特に日本法人は6期連続で成長を続けており、業界を超えたパートナーシップが支えとなっていると語ります。
日本市場の特異性と成長戦略
浮田氏は日本市場の特異性を理解し、APJ地域がグローバル成長率を上回る現状を紹介。具体的には、2024年までに日本市場がグローバル収益の10%以上を担うことを目指しています。また、東京・八重洲に新設されたオフィスでは、9,000人以上が訪れ、共創の場として機能しています。ここで行われるイベントは、データとAIをテーマにした学びの場ともなっています。
これからの5つの注力領域
浮田氏は今後の注力領域として、次の5つを挙げました。
1.
AIの民主化と高度化: データを誰でも使える形にし、全社や全業界でAIの利用を進める。
2.
データ活用の推進: 構造化・非構造化データを活用し、AI/MLの利用率を50%超へ。
3.
業界別ユースケースの拡大: 業界特化型の迅速なソリューション展開を行い、意思決定のスピードを上げる。
4.
人材育成と現場力の強化: 認定プログラムを拡充し、現場で実践的なスキルを育成。
5.
パートナーエコシステムとの共創: 産業界の知見を活かしたソリューションを提供。
最終的に、浮田氏は「データ戦略がなければAI戦略は成り立たない。私たちはビジネス成果実現のパートナーとしての役割を担っている」と結び、今後の強い決意を示しました。
Snowflakeの役割
Snowflakeは、世界有数の企業にデータ共有やAIによるビジネス強化のためのプラットフォームを提供しています。今後は、エンタープライズAIの時代が到来し、各企業の戦略に寄与し続けることを目指しています。詳しくは公式サイトをご覧ください。