ドライバー健康支援サービス
2024-11-05 11:34:05

運輸業界のドライバー健康リスクを支援する新サービス「well-harmo運輸レポート」始動

運輸業界における安全性と健康管理は、かつてないほど重要視されています。特に、ドライバーの高齢化や健康問題は、事故発生のリスクを増加させ、業界全体の人手不足の懸念にもつながっています。そこで、シミックホールディングスのグループ会社、harmo株式会社が新たに展開する「well-harmo運輸レポート」が2024年11月5日からサービスを開始します。

新サービスの導入背景


運輸業界では、自動車運転業務従事者の平均年齢が全職業平均よりも3~17歳高いというデータが示すように、職業的な高齢化が進んでいます。また、健康診断における有所見率の上昇が続いており、令和5年度のデータでは、道路貨物業の有所見率が66.6%、道路旅客業に至っては74.1%にも達しています。これにより、多くのドライバーが治療を受けながらも運転業務に従事している現状が浮き彫りになっています。

このような状況の下、harmoは運輸業界の健康課題を解決するため、企業が保有する従業員の健康診断データを元に健康リスクを可視化し、具体的な施策を提案できるサービスを立ち上げました。これにより、企業は健康管理にかかるコストを最適化し、効果的な健康施策を導入することが可能となります。

サービス内容と流れ


「well-harmo運輸レポート」は、企業の健康診断データから健康状態や事故リスクをスコア化し、企業の特性に基づいたレポートを提供します。具体的には、以下のような流れでサービスを進めます:
1. 従業員の健康診断データを預かる
2. 健康課題を分析し、レポートを作成
3. レポートの結果を企業に説明
4. 実行可能なソリューションを提案し、施策を実行する支援

これにより、健康リスクの高い従業員には服薬管理やオンライン診療などを通じた治療支援や、健康管理体制の強化を図ることが可能です。さらに、生活習慣改善プログラムや禁煙支援を提供することで、企業全体の健康意識を高める取り組みも行われます。

導入によるメリット


この新サービスを導入することで、企業は自社の健康リスクを明確に把握し、優先的に対処すべき課題を特定できるようになります。特に中小企業においては、リソース不足から健康管理が困難であるケースが多いため、harmoのサポートによりリスクを低減し、社員が安心して働ける環境を整えることが期待されます。また、同サービスを継続的に使用することで、健康施策の効果を経年で比較でき、健康管理の精度を向上させることができます。

未来への展望


今後、harmoはこの取り組みを通じて運輸業界全体の持続可能な発展をサポートし、企業の生産性向上や従業員のエンゲージメント強化にも寄与していく考えです。シミックグループが長年培ってきた医療知識とデータを活用し、ドライバーが安心して長く働ける職場環境を実現することを目指しています。さらに、健康診断データに基づく質の高いサービスを提供し続けることで、運輸業界における健康起因の事故防止と人材不足の解消に貢献するでしょう。


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会社情報

会社名
シミックホールディングス株式会社
住所
東京都港区芝浦1-1-1浜松町ビルディング
電話番号
03-6779-8000

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